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「株戦記」 年度替わりで再度18000円に挑戦か? [株]

今週の市場
 日経平均は休みを挟んで4連騰で彼岸底懸念を吹き飛ばしてしまった。株価は上昇したが売買代金は低調であった。

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                  週末値     前週比
日経225      17,480        736
日経JQ         2,141           6

NYDOW       12,481        371
NASDAQ        2,448          76
CMEN225    17,535        805
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 日経平均は2月26日のザラ場高値18300円、3月5日のザラ場安値16532円の半値戻し17416円を週末終値で超えてきた。
新興市場は日経ジャスダック平均は小幅な値動きで、マザーズ市場も軟調で週初には再び1000割れになりその後も弱含みで推移した。
業種別ではほとんどの業種が上昇したが、ゴム製品、電力・ガス、ガラス・土石、電気機器などの値上がりが顕著であった。個別には個人情報流出問題で売り込まれていた大日本印刷が自社株買いと増配で見直され週間で約10%上昇した。いっぽう、製品不良による特別損失計上で一転赤字決算を発表したNECトーキンは週間で約13%下落した。

米国市場は今週もMerger Mondayで好スタートを切り、DOWは5連騰で21日水曜日には159ドル上昇し今年最大の上げ幅となった。NASDAQは週初から3連騰したが、モトローラの業績見通し下方修正やバイオ大手アムジェンの結腸癌薬品臨床試験取り止めなどが嫌気され、週後半は小幅続落で終った。
FOMC声明文が景気判断を下方修正し利上げへの言及が消えたことから、市場はこれを将来利下げの可能性があると好感し大幅な株価上昇になった。
金曜日には中古住宅販売が3.9%増と予想以上に強かったこともあり、早期の利下げ期待が萎み市場は強弱入り乱れる展開となった。
エネルギーや通信セクターが買われた。個別にはAT&T、エクソン・モービルなどが上昇が目立った。

来週の主なスケジュール
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国内
30日  2月全国消費者物価
      2月鉱工業生産
      2月失業率・有効求人倍率
海外
26日  米2月新築一戸建住宅販売件数
27日  米3月コンファレンスボード消費者信頼感指数
28日  米2月耐久財受注
       FRB議長議会証言
29日  米10-12月GDP確定値
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来週の見通しと投資スタンス
 来週月曜日が3月期末の権利付き最終売買日となり、市場は実質来週から新年度に入る。金曜日に発表された投資主体別売買代金によれば、外国人投資家は3月第2週も売りこしで3週連続の売りこしになった。3月第3週も、寄り付き前の外国人売買動向などから推測すると売りこしの可能性が高いと思われるので、いつ買い戻しに転換するかがポイントになるだろう。日経平均は直近の下落幅の半値を戻したことで、市場は直近の高値18300円を取り戻しにいくと思われる。米国市場と為替に左右されることに変わりないが、米国では第一四半期の企業業績も上方修正に転じ、住宅市場は明暗が混在するも景気・業績面での安心感が下値を支えると思われる。ただ、先月末の株価下落要因の一つとなった28日の耐久財受注の発表には注意を要する。国内では30日の鉱工業生産に注目している。

投資スタンスは物色の方向性が変化すると見て小売関係銘柄に少し買いを入れてみたいと思っている。また、先週も書いたが引続き新興市場銘柄を物色していきたいと思っている。ただ、上値が重そうな場合、一旦利益確定も視野に入れている。 


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