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【株戦記】 連休前の手じまい売り優勢か? [株]

今週の市場
 先物主導により上げ下げが交互のハンチング相場で、方向感に乏しい週であった。
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              週末値       前週比
日経225      17,452        89
日経JQ        2,045       - 33

NYDOW       12,961       349
NASDAQ        2,526         71
CMEN225    17,625        80
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 週初こそ、G7で円安が取上げられなかったことで大幅に上昇したが、週中には上海株の急落で一時前日比400円以上値下りする場面もあった。米国市場の堅調さに助けられ、週末には少し値を戻した。
新興市場は日経ジャスダック平均が8日連続の下げで、毎日年初来安値を更新する軟調な展開、マザーズ市場も週初に1000を割ると、連日の下げで935まで下げた。
業種別では海運、証券、不動産などが上げ、銀行、空運などが下げた。個別では商船三井、イビデンなどが上場来高値を更新する一方で、ヤフー、サイボウズ、フィデックなどが上場来安値をつけた。
インテルの好決算を好感しイビデンが週間で約12%上昇、好業績の造船関係で佐世保重工、日立造船なども11%ほど上昇した。下げが目立ったのは新興市場銘柄でODKソリューションズ、コネクトテクノロジーズ、フレームワークスなどは週間で30%以上下落した。

米国市場ではDOWが7日続伸し、水曜日から3日連続で史上最高値を更新した。NASDAQはテクノロジーセクターの決算がまちまちだったこともあり、2月の年初来高値を更新する手前で停滞した。
セクター別では金融、ヘルスケアが上昇し、エネルギーが下落した。個別にはメルク、インテル、JPモルガンなどの上げが目立ち、逆にアルコア、IBMなどが下落した。売上げ、一株利益とも市場予想を下回ったヤフーは売られ、大幅に下落した。

来週の主なスケジュール
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国内
27日   3月全国消費者物価・4月東京都都区部消費者物価
       3月失業率
       3月鉱工業生産
       日銀金融政策決定会合

海外
24日   米3月中古住宅販売件数
25日   米3月耐久財受注
       米3月新築住宅販売件数
       米地区連銀経済報告(ベージュブック)
26日   ECB理事会
27日   米1-3月GDP速報値
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来週の見通しと投資スタンス
 国内では週末に経済指標の発表や主要企業の決算発表が集中しているので、週初から週中にかけては米国市場次第の展開になるのは仕方がない。その米国市場は週中に住宅関係の指標が発表され、1-3月期決算もピークを迎える。サブプライムローンで懸念された銀行の決算で業績に影響がないことが明らかになったので、テクノロジーセクターの決算に注目したい。23日のテキサスインスツルメンツ、24日のサンマイクロシステムズ、アマゾン、25日のアップル、クアルコム、26日のマイクロソフト、ブロードコムなどに注目している。
ゴールデンウィークを控えて手仕舞い売りも多くなり、決算発表で保守的な業績予想などが発表されることも予想されるので軟調な展開になると見ているが、下落場面は押し目買いのチャンスでもあるとも見ている。
エコノミスト紙でネガティブに書かれたソフトバンクは下げがきついが、統計指標では下げすぎのサインが出ているので、様子を見ながら買い増しを考えている。
新興市場は日経新聞でも酷い状況が取上げられてきたので、底は近いと見ている。相変わらず会計不信問題が尾を引いているが、膿は今期の決算で出し尽くせば、来期以降業績の変化は大きくなると見ていいのではないだろうか。市場がこの変化率の大きさに注目する前に仕込んでおくことを考えている。


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