【株戦記】 閑散に売りなしか？

今週の市場
　連休前、決算発表で目先の売買に振り回された週であった。
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           　　　　　週末値　　   前週比
日経225　       17,400       - 52
日経JQ　　        2,042        -  3

NYDOW        13,120        159
NASDAQ         2,557          31
CMEN225　　   17,410       -215
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　海外市場が堅調にもかかわらず、国内市場は上値が重い展開であった。新興市場も日経ジャスダック平均は水曜日まで１１日続落で、昨年来安値を更新したが、木、金と反発した。さすがに売るものがなくなったのかも知れない。

業種別では鉱業、海運などが上昇し、その他金融、精密機器、銀行などが下落した。個別にはコマツや任天堂、商船三井などが上場来高値を更新した。一方で減益見通しのニフティは約２８％下落し上場来安値を更新した。火曜の決算発表を好感したヤフーも大きく上昇した。
総合メディカルが予想を上回る業績見通しで週間で約１９％の上昇、アイネス、芝浦メカトロニクス、日本空港ビルディングなどが１４％前後上昇し、業績低迷の日本電産トーソクや赤字拡大のプロミスはともに１３％以上下落した。

米国市場はDOWが水、木、金と高値更新し、１３０００ドルを超えて史上最高値を更新し続けている。NASDAQも火曜から４日続伸し、昨年来高値を更新した。金曜日に発表されたＧＤＰは市場予想を下回ったが、好調な企業業績で打ち消されてしまった。
セクター別ではエネルギー、テクノロジーが上昇し、通信が下落した。個別には好業績を発表したハネウェル、キャタピラーなどが上昇し、ファイザー、ジョンソン＆ジョンソンが下落した。

　国内企業の業績見通しは総じて堅調な増収、微増益又は減益となっているようだ。税制改正による減価償却費計上で利益が減少している企業が多いようなので、今期も営業業績は堅調と判断していいと思う。保守的な業績見通しが出てくるのは、市場は既に織込んだと思う。連休明けの発表で決算が出揃えば、アナリストレポート出ると思うので、彼らの見方も気になるところである。

米国企業の１－３月期の市場予想は一桁台前半の利益成長だったが、蓋を開けてみると一桁台後半以上の増益でサプライズとなっている。

来週の主なスケジュール
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国内
30日　　　休場
01日　　　三角合併解禁
03日　　　休場
04日　　　休場

海外
01日　　　米４月ＩＳＭ製造業景気指数
　　　　　　香港市場休場
　　　　　　上海市場休場（～7日）
03日　　　米４月ＩＳＭ非製造業指数
04日　　　米４月雇用統計
06日　　　フランス大統領決戦投票
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来週の展望と投資スタンス
　連休の狭間で２日間しかない上に、上海市場も休みとくれば、市場参加者は極端に少なくなるので「閑散に売りなし」の格言どおり、株価はやや上昇するのではないかと見ている。
下げ止まり感が出てきた新興市場銘柄が物色されるのではないかとも見ているが、個人的には決算を見てからでも遅くないと思っている。
連休明けに主要企業の決算発表も控えているので見送りが正解だろう。少し市場を離れてゆっくりして、情報の整理や積んである本を読んで、休み明けの相場に備えようと思っている。

 

コメント 3

こんにちわ。コメントありがとうございました～。

ＧＷの狭間の２日は暇になりそうですねぇ。。。
いっそ休みにしちゃえばいいのに・・・（爆
by (2007-04-30 14:28) 

＞yuu_sionさん

連休の狭間なのに売買額多いですね。
株やってる人は連休関係ないのですかね…。
by miharukoma (2007-05-01 20:32) 

こんばんわ。
たしかに狭間なのに多かったですねぇ。。。
問い合わせの電話も予想に反して、意外と多かったんですよ～（＾＾；）
んで、気がつきゃ、１２５円も下げてましたね。。日経は。。
でも、新興市場系はちょこーっとあげてますね。まあ、底打ったと思いたいですが・・・（笑
by (2007-05-01 21:17)