京都大賞典 予想

　関西リーディング１，２位のジョッキーが騎乗停止で、３，４位が関東での騎乗では調教師も騎手の手当てにさぞ頭を悩ましているだろうと思う。

　メンバーを見渡しても逃げる馬が見当たらない。昨年のローゼンクロイツのように意外な馬がハナを切る可能性もあるが、恐らくインティライミの逃げになると思うのだが…。
当然ペースはスローで、３コーナーから捲るだろうと見ているデルタブルースの動きでラップが上り、後半６００の瞬発力勝負になるかと思う。推定タイムは開幕週の絶好の馬場でも２分２６秒台になるのでは…。

　本来であれば格から言ってもデルタブルースだろうが、フレグモーネでオールカマーを回避し順調さを欠いている不安がある。これだけの馬であるから、出してくる以上は走れる状態にあると思うが、ヤネもテン乗りの川田でもあり、今回はダークホースまでだろう。

　本命は同厩舎のポップロックだ。ＧⅠでも強敵相手に好走し距離も合う。不安は速い上がりに対応できる脚があるのかと鞍上の四位騎手がユタカと同じようにこの馬の能力を引出せるかである。昨年のように上り３ハロン３２秒台のレースになれば差して届かずのシーンもあると思われるが、有力馬が早めに仕掛けると見ているので、速くとも３３秒台の後半の上がりになりこの馬でも十分届くだろうと思う。何かに鋭さ負けする危険はあるので連の軸としての本命と考えている。

　対抗には３歳馬のアルナスラインを抜擢したい。常識的にはレベルが低いと言われている３歳世代で、しかも大型馬の休み明けとなれば狙いを下げるのが普通であろう。が、前走であのベッラレイアより速い３３秒台の上がりで快勝した素質は高く評価したい。菊に行く為の賞金はほぼ足りているので思い切ったレースをしてもらいたいものだ。

　連下にはインティライミとトウショウナイトを取りたい。インティライミは朝日ＣＣで久方ぶりの勝利を挙げ勢いはあるが、如何せん速い上がりの競馬に向いていると思わない。それに前走の相手は楽で勝って当然のメンバーでもあった。骨のある今回のメンバーでは分が悪いと見た。
トウショウナイトも昨年このレースで３着と好走しているので、万全であればもう少し評価を上げたいところだが、仕上げが遅れてるようなので今回は半信半疑で押えにしておく。

まとめると

　　　　　◎　ポップロック
　　　　　○　アルナスライン
　　　　　▲　デルタブルース
　　　　　△　トウショウナイト
　　　　　△　インティライミ

馬券は◎○を軸にした３連単を考えているが、馬体重・パドックを見て見送りもある。