毎日王冠 回顧

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レース結果     　　　　　　　　　　 天候；晴　　　馬場；良
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　　　　１　　　 チョウサン　　　　　　1:44.2　　　　3F 34.8
　　　　２　○　アグネスアーク　　　　　１
　　　　３　◎　ダイワメジャー　　　　１／２
　　　　４　　　 エリモハリアー　　　　　クビ
　　　　５　　　 ブライトトゥモロー　　　 クビ
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馬券　マサミにやられた！　
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　あっと驚く新星が誕生した。その名はチョウサン。長嶋さんですか、いかりや長介ですか、いいえ馬主の長山さんの愛称でした。

　ポンと出たのはビッグプラネットだが、すぐにコンゴウリキシオーがハナに、ダイワメジャーも好スタートで２番手につけた。２コーナーを回り向う正面でストーミーカフェがコンゴウリキシオーを交わして先頭に立ち、３コーナー手前では後続を５馬身程引離す中舘騎手らしい強気の逃げ。
中団にブライトトゥモロー、アグネスアーク、後方グループにチョウサン、最後方からエリモハリアーとヴリルの並びとなった。

　ペースは３ハロン34.4、１０００ｍが57.5の予想通りのハイペースで、４コーナーを回り直線に向くと、残り４００でコンゴウリキシオーがストーミーカフェを交わして先頭に立つ。ダイワメジャー、ブライトトゥモローが続き、その外から直線でインから外目に持ち出したチョウサンが迫ってきた。
残り２００でダイワメジャーが先頭に立ったが、チョウサンがスパッと切れて交わしていく。
大外から追い込んできたのはアグネスアーク、インからはエリモハリアーが差してきた。結局チョウサンがアグネスアークの追い込みを１馬身凌ぎゴール、３番手にはダイワメジャーが何とか粘りこんだ。
タイムは１分４４秒２のレコードで、コース改修前のネーハイシーザーがもつ１分４４秒６をも破った。１０着のヴリルまでが１分４４秒台と言う稀に見る高レベルのレースであった。

　勝ったチョウサンは終始後方グループのインでジッとしていて、４コーナーにかけてジワッと上がっていき、直線は前が開いている外目に持ち出して追い出した。上り３ハロン34.0の脚で並居る強豪馬を差し切ってしまった。マサミの好判断に馬が応えたレースであった。
ダンスインザダークにサッカーボーイの肌馬となればツルマルボーイを思い出す。ツルマルボーイも晩生で４歳春頃から徐々に力を付け、５歳でGⅠの常連になり、６歳で安田記念に勝ち、息の長い活躍をした馬だった。距離融通性もあったが、２０００前後の距離で良績を残した。
血統的背景からも天皇賞は楽しみになってくる。

　アグネスアークは中団の後に位置し、４コーナー大外を回して追い込んできた。この馬は相当力をつけていると見ていたが、今日のような底力の要求されるレースで好走したことで、相馬眼に狂いがなかったことが証明された。少し気になるのは馬体が細化してきたことである。あまり無理使いしないで、次は少し間隔を取ってマイルＣＳあたりを目指したほうがいいのでは…。

　ダイワメジャーは休み明けながら、キッチリと自分の能力は出したような気がする。これだけ速いレースになると休み明けの馬にはキツイと思うが、一方で能力がピークに達し、少し衰えが来ているようにも思える。
宝塚記念の予想でも書いたが、今年の春の時点でアドマイヤムーンに能力では既に逆転されている。恐らく今後は４歳馬に勝てないレースが続くような気がしてならない。

　ブライトトゥモローは善戦したが、距離も少し短く、時計も速過ぎた。天皇賞に目処がついたと言っていいだろう。開催最終週となれば、馬場も少し荒れてくるので、この馬にもチャンスがあると見ている。

　コンゴウリキシオーは予想でも危険な人気馬としたが、私が予想した以上に直線粘っていたのには驚いた。ストーミーカフェに絡まれる展開面での不利があり、休養明けでこの走りなら、次第点だろう。

　天皇賞を展望すると、アドマイヤムーン、メイショウサムソン、ローゼンクロイツの直行組とマツリダゴッホ、ポップロック、それに今日の上位メンバーの争いになるだろうと思う。インティライミが盾をパスしてジャパンカップに向うのは少し残念な気もするが…。
現時点では休み明けでも４歳馬が強いと思っている。