天皇賞・秋 予想

　府中競馬場の馬場状態は金曜日正午の時点で稍重。土曜日は一日中雨模様なので、日曜日に晴れても良馬場までの回復は無理と見て予想したい。

　逃げるのはシャドウゲイトだろうが、コスモバルク、ダイワメジャー、デルタブルースあたりが続き、互いに競ることもなく流れは落着くだろうと思う。早めに仕掛ける馬が出てきそうな感じもするので途中からペースが上がると見ている。推定タイムは１分５９秒台の後半と見る。

　昨年の予想では無謀にもローゼンクロイツに◎を打ち慙愧に耐えない思いをしたが、懲りずに今年も重いシルシを付けようとの邪な考えが…湧いて…きませ～んﾖ。ﾝﾃﾞﾓ良馬場ならシルシを付けたかも…？

　ディープインパクトの引退で中長距離路線は４歳馬が優位に立った事は天皇賞・春、宝塚記念の結果が示している。強い４歳勢の中でもメイショウサムソンとアドマイヤムーンは別格である。
巷ではメイショウサムソン、アドマイヤムーン、ダイワメジャーの３強の争いとの評判だが、４歳２頭とダイワメジャーの勝負付けは済んでいるので、２強の争いと言ったほうが適切だろう。

　本命はユタカに手が替わったメイショウサムソンだ。石橋騎手がヤネでも本命にしたが、ユタカなら鞍上強化で文句なしだ。距離不足も言われているが、それは皐月賞馬に対して失礼と言うものだ。
唯一の不安はぶっつけだけであるが、調教でキッチリと仕上がっているようなので心配ないだろうと思っている。後はユタカがどう乗るかだけであろう。タメ殺しだけは止めて貰いたいものだ。馬場も味方しそうなので普通に乗れば勝てるのだから。馬インフルエンザで断念せざるを得なかった凱旋門賞の無念を晴らして貰いたい。

　対抗のアドマイヤムーンは調教では目立たないようだが終い重点で仕上がっていると見ていいだろう。気性的にも休み明けを苦にしないタイプなので、本来ならメイショウサムソン以上の評価をしたいところだが、４０億円でのトレードがあり大事に乗らなくてはとの意識が陣営にあると見て減点したい。

　ポップロックもペリエで期待したいところだが、さすがに二千は距離不足だろうと思う。馬場が渋るのは有利だが、それでもメイショウ、アドマイヤを逆転するのは難しいと思う。ここは３着狙いで勝負は次のＪＣのような気がするのだが…。

　昨年の覇者ダイワメジャーはレコード決着の毎日王冠で何とか３着に踏ん張ったが、エリモハリアーやブライトトゥモローあたりに迫られた事から、年齢的な衰えが見えたような気がする。距離が延びて馬場も悪化する事から、今回も３着に来れば上々だろうと思う。

　その他では４歳馬のマツリダゴッホとアグネスアークが気になる。マツリダゴッホは脚質的に府中コースが向いていないと見られているが、乗り方次第だと思うので、エビショーの腕に期待する。
アグネスアークは毎日王冠のレースを見ると相当力をつけていると感じるが、今回は小柄な馬体に５８Ｋの斤量が鍵になるような気がする。馬体重が前走より減ってないようであれば３着の最有力候補として狙いたいところである。

まとめると

　　　　　◎　メイショウサムソン
　　　　　○　アドマイヤムーン
　　　　　△　ポップロック
　　　　　△　ダイワメジャー
　　　　　△　マツリダゴッホ
　　　　　△　アグネスアーク

馬券は◎○を１，２着固定にした３連単にしたいと思っているが、保険で馬連も買う予定。