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【株戦記】 決算相場か?FOMCか? [株]

今週の市場
 憂鬱な月曜日で始まったが金曜日の高値引けで一息ついた1週間であった。
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             週末値        前週比
日経225          16,505          -309
日経JQ            1,851          -  25

NYDOW          13,806           284
NASDAQ           2,804             79
CMEN225       16,665           205
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 19日金曜日の米国市場波乱を受け、月曜日の日経平均は500円以上下げる場面もあった。軟調な展開は木曜日まで続き、一時16200円を割り込む局面もあったが、週末には木曜日引け後に発表された輸出関連企業の好決算株を中心に買いが入り上げ幅を拡大し高値で引けた。
業種別では値上りは僅かでその他製造が目立つ程度で、水産・農林、その他金融、医薬品などの下げが大きかった。
マザーズ、ヘラクレス市場は出来高を伴い値動きの荒い展開であったが、ジャスダック市場は軟調であった。

 半導体製造装置関連の下げが目に付いた。米国ではアプライドマテリアルズの投資判断が引き下げられ、KLAテンコールが業績見通しに懸念を表明したことからフィラデルフィア半導体指数は続落している。国内でも好調と見られていたディスコが業績下方修正したことから、全体として軟調な展開になった。金曜日の引け後にアドバンテストの下方修正決算が発表されたことから、来週も弱含みの展開が予想される。

 東京エレクトロンがかなり安くなってきたので買いを入れようと考えていたが、環境が悪すぎるので11月13日の決算発表を待つことにした。

 米国市場はFRBの利下げ期待やテクノロジー関連企業の好決算から値を戻したが、19日金曜日の下げをカバーできなかった。WTI先物が26日にはザラ場で92ドルを超えたこともあり、原油100ドル(バレル)、ガソリン3ドル(ガロン)が現実的になってきたとの記事も見られた。

来週の主なスケジュール
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国内
  31日 日銀金融政策決定会合(~01日)

海外
  30日 FOMC(~31日)
  31日 7-9月期GDP速報(米)
  01日 10月ISM製造業景気指数(米)
  02日 10月雇用統計(米)
  04日 標準時間(Daylight Savings Time Ends)に移行(米)
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来週の展望と投資スタンス
 日米とも金融当局の会合に注目だろう。米国の利下げは市場関係者が0.25%程度織込んでいる状況なので、FRBが市場の期待通り利下げするのか、それ以上の利下げになるのか市場は注目している。一方で、利下げが行われない場合は株価の急落も覚悟しておく必要があるだろう。

 10月も終りに近づき、日経平均の月足が陽線になるには300円以上の上げが必要である。ドレッシング買いも意識される株価位置なので、外部環境に大きな波乱がない限り月末までは上値を追う展開になるのでは見ているが…。

 米国企業の3Q決算発表はピークを過ぎたが、国内企業の中間決算発表はこれから本格化する。東芝、HOYA、TDK、東電、マツダ、三井物産などが予定しているが、中でもNANDフラッシュメモリーなど半導体事業の今後の展望が気になる東芝の決算には特に注目したい。

 決算内容を吟味してから動く投資スタンスを変える必要はないだろう。慌てる必要はない、買い場は必ず来るので。

 


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