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エリザベス女王杯 予想 [競馬]

 昨年の1~5着馬が全て出走してきた。これら古馬に巷間レベルが高いと言われている3歳GⅠ牝馬たちが挑む興味深いレースだ。

 世代比較の前に2番人気に支持されているダイワスカーレットだが今回は距離の壁に跳ね返されそうである。父アグネスタキオン産駒の距離別全成績を調べてみると
     2000m 32、31、22
     2200m  0、 2、 4
となっている。左から1着、2着、3着の回数を示している。
これを見ても判るように2000までは強さを発揮しているが、2200になると極端に成績が悪くなっている。しかも、2200での2、3着は全て未勝利、500万下でしかない。
思い起こせば、ダイワメジャー、エアメサイアなどのSS×ノーザンテースト産駒は2200以上で勝てていないし、連対もエアメサイアのオークス2着しかなかった。
父がSSからアグネスタキオンに替わって距離への順応性がマイナスになることはあってもプラスになることはほとんどないので、ダイワスカーレットも半兄ダイワメジャーと同じように距離に泣く可能性が高いと見たい。ダイワスカーレットの分析については「オークスのヒント:ダイワスカーレットを斬る!」で詳しく書いているので参考にしてもらいたい。オークスでは役にたたなかったが…。

 展開であるが、ヨシトミのアサヒライジングがハナを奪い、ダイワスカーレットが2番手、フサイチパンドラ、デアリングハートあたりが続くと見ている。平均ペースで逃げて上り勝負を避けたいアサヒライジングのヨシトミとスローにして上り3ハロン33秒台の脚で押切りたいダイワスカーレットのアンカツ、二人のジョッキーによる道中の駆け引きも見物である。
ウオッカ、スイープトウショウ、ディアデラノビアなどは中団からダイワスカーレットを見ながらのレースになると見ているが、3頭の中で最初に動くのはウオッカのような気がする。ユタカとイケゾエは直線勝負に賭けると見ている。

 さて、3歳馬と古馬の比較であるが宝塚記念と札幌のクイーンSが参考になる。
宝塚記念ではウオッカとカワカミプリンセスの比較ができる。56Kのカワカミに対して裸同然の51Kウオッカの着差は2馬身ちょっとあった。この差は決定的であると思う。確かにウオッカは引っ掛かって自分のレースができなかったが、カワカミも先行して乱ペースに巻き込まれ自分のレースではなかった。少なくとも6月の時点ではウオッカは古馬のトップレベルと力差は歴然だった訳で、ウオッカが相当成長していないとこの差は詰まらないのではないだろうか?
クイーンSでは55Kのアサヒライジングが52Kのイクスキューズを2馬身近く離して勝って、ディアチャンス、アドマイヤキッスなどは55Kでほとんど差がなかった。
イクスキューズあたりが古馬のトップクラスと互角に渡り合えるのであれば、ウオッカ
などの3歳トップクラスならあっさりと勝っても不思議でない。
スプリント重賞で3歳牝馬が古馬を圧倒し、マイルでマイネルシーガルが勝っていることも併せて考えると、1200~1800辺りまでなら3歳馬のレベルは相当高いと見ていいだろう。
が、二千を越えるとウオッカの宝塚記念や京都記念のアルナスラインなどから古馬との差を感じざるを得ない。

 古馬陣では昨年の1~3着馬が強いと見ている。昨年の覇者フサイチパンドラ、一昨年の覇者スイープトウショウ、昨年3着でここを密かに狙っていたと見られるウオッカの僚馬ディアデラノビアの3頭を中心に狙いたい。
本命はSS×ヌレイフのフサイチパンドラにする。淀の2200に最も相性のいい血統が魅力である。
対抗はユタカの一発に期待してディアデラノビア、単穴には淀の実績からスイープトウショウを取りたい。

 3歳の2強は連下に押えるがダイワスカーレットは良くて3着で、馬券の対象から外れる確率は高いと見ている。他ではタイキシャトルの半妹タイキマドレーヌに血統と上昇の魅力を感じる。勝つまでは兎も角として連の穴に狙って見るのも面白いかなと思っている。

まとめると

     ◎ フサイチパンドラ
     ○ ディアデラノビア
     ▲ スイープトウショウ
     △ ウオッカ
     △ ダイワスカーレット
     注 タイキマドレーヌ

馬券は◎○を軸にした馬連と3連単にしたい。

 


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