エリザベス女王杯 回顧 [競馬]
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レース結果 天候;晴 馬場;良
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1 △ ダイワスカーレット 2:11.9 3F 34.1
2 ◎ フサイチパンドラ 3/4
3 ▲ スイープトウショウ 1 1/4
4 ○ ディアデラノビア 1 3/4
5 アドマイヤキッス クビ
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馬券 押えの馬連は 3連単撃沈でトリガミ…
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前売り1番人気ウオッカの突然の取消しで興味が低下したが、それにも増して古馬陣のやる気のなさと言うか勝負根性欠如にはがっかりしたレースであった。
逃げると思われたアサヒライジングが安目を売り、抜群のスタートのダイワスカーレットが労せずしてハナに立った。2番手にアサヒライジング、続いてデアリングハート、ローブデコルテ、5番手にフサイチパンドラ、中団にスイープトウショウ、アドマイヤキッス、後方2番手にディアデラノビアの並びとなった。
ダイワスカーレットのラップは3ハロン36.2、1000通過が60.6と平均よりやや遅いペースで、淡々とレースは進んで行った。残り八百あたりから、ルメールのフサイチパンドラが上がって行き4コーナーでは2,3番手まで押し上げてきた。スイープトウショウは直線最内に入り一旦2番手に上がってきた。
直線ダイワスカーレットは逃足を伸ばしてリードを広げるが、残り二百からフサイチパンドラが内のスイープトウショウを交わしてダイワに迫ったが一馬身差まで詰め寄るのが精一杯であった。
ダイワスカーレットに勝って下さいと言わんばかりの展開で、後半の4ハロンを全て11秒台でまとめられては付け入る隙もないと言うことだ。距離も克服したようなので有馬に駒を進めてもらいたいものだ。
ダイワの強さは素直に認めざるを得ないし、距離に問題ありと予想した小生の不明を恥じざるを得ないが、それにしてもヨシトミの集中力と闘争心のなさには呆れかえる。
桜花賞も絶好の1番枠からモッサリと出て何もせず馬場をただ回ってきただけだったが、今回も全く同じような騎乗だった。古賀調教師はヤネを考えるべきだろう。もっとヤル気のある若いジョッキーにチャンスを与えたほうが、こちらも楽しみが湧くと言うものだ。
ダイワが勝ち、昨年の1~3着馬が着順をひとつ悪くしただけの何とも面白みのないものとなった。その中でルメールだけが積極的な騎乗でフサイチパンドラを2着にもってきたが、直線の脚色は最後ダイワと同じになってしまった。持続力のある末脚が持ち味のフサイチパンドラには不向きの展開となったのは残念だった。
スイープトウショウは終始インでジッとして、直線インから出し抜けを狙っていたようだが、やはり往年の切味はなかったようだ。これで引退繁殖入りとのことだが、いい選択だと思う。エリザベス女王杯は4年連続の出走で、5着、1着、2着、3着と何とも珍しい記録を残してくれた。
ディアデラノビアはスローの瞬発力勝負は合っているはずだが、それでもこの結果ではこれからは厳しくなると思う。恐らく3歳、4歳馬には勝てないと見ている。
終ってみれば、ウオッカが出ていればもう少し違った結果になっただろうと言う思いだけが強く残っていささか消化不良気味である。
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