【株戦記】 総悲観の今が底値か? [株]
今週の市場
日経平均は週初に連日年初来安値を更新し、ザラ場では15000円を割った。
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週末値 前週比
日経225 15,154 -429
日経JQ 1,763 - 24
NYDOW 13,176 134
NASDAQ 2,637 10
CMEN225 15,190 - 65
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米国市場のミラー相場の1週間であった。買い手不在の東京市場は配当利回りが国債の利回りを上回る場面もあり、騰落レシオは67でサイコロジカルは2勝10敗とテクニカル指標は売られ過ぎを示している。
業種別では銀行だけが週間で3.3%上昇したが、ゴム製品-8.9%、卸売-6.4%、非鉄金属-6.4%などの下落が目に付いた。
新興市場も日経ナスダック平均も連日年初来安値を更新し、こちらの騰落レシオも68となった。
注目していた日米の半導体製造装置メーカーの決算はマチマチであった。米国のアプライドマテリアルズの4Q決算は減収減益、2008年1Qの見通しもアナリスト予想を大きく下回った。
国内では東京エレクトロンの中間期決算は過去最高の数字だったが通期業績は従来の見通し数字を据置いた。受注は2Qが底で3Q以降上向くと見ているようだ。
北米製半導体製造装置BBレシオは0.83と前月より改善したが、受注額は依然として減少しており市況の回復にはもう少しかかるようだ。
来週の主なスケジュール
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国内
19日 10月日本製半導体製造装置BBレシオ
海外
20日 10月住宅着工件数(米)
22日 米国市場 休場(Thanksgiving Day)
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来週の展望と投資スタンス
中間決算発表もほとんど終わり大所では三井住友、三菱UFJの銀行2行を残すのみとなった。内外とも目立った指標の発表も無く、米国のクリスマス商戦の動向に市場の関心は移っている。
発表された業績見通しやアナリストレポートを吟味して投資スタンスを決定するつもりであるが、ここまで売られれば買いたい銘柄が山ほどある。この週末でじっくりと選別するつもりであるが、ハイテク系が中心になると思う。総悲観の時こそチャンスがあると言うものだ。
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