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マイルCS 回顧 [競馬]

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レース結果                 天候;曇   馬場;良
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    1 ▲ ダイワメジャー     1:32.7    3F 34.7
    2 ○ スーパーホーネット    クビ
    3   スズカフェニックス    1/2
    4 ◎ アグネスアーク      クビ
    5 △ カンパニー        1 1/4
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馬券 馬連、3連単とも紙屑となりました。
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 スンナリとダイワメジャーがハナに立ったので逃げるのかと思いきや、ローエングリン、フサイチリシャールの2頭を先にやり、3番手にピタッとつけた。
続いてキングストレイル、マイネルシーガル、中団にスーパーホーネット、その後にアグネスアークで後方グループにスズカフェニックス、カンパニーの並びとなった。

 ペースは3ハロン34.4、4ハロン46.4とこのクラスでは平均的なラップ。残り八百からペリエのフサイチが早めに先頭に立ち4コーナーを回る。
残り300でフサイチリシャール、マイネルシーガル、ダイワメジャーが横一線での叩き合い、抜出したのはやはりダイワメジャーであった。
 外からスーパーホーネットが追ってきたがクビ差退けてゴール。アグネスアークが3番手に上がったところ、その外からユタカのスズカフェニックスがビューンと飛んできてクビ前に出て3着。
インから最速の上り33.7の脚で伸びたカンパニーが差のある5着。

 前半の4ハロンが46.4、後半の4ハロンが46.3とバランスの取れたラップで、力のある馬が力通りのレースをしたと言うことだろう。

 天皇賞で失敗したアンカツは予想通り先行し絶好の3番手から直線抜出す横綱相撲で後続を押さえ込んだ。3番手でもレースの主導権を握っていたのはアンカツで、レースを支配する騎乗の巧みさには脱帽である。ダイワメジャーも強いが、それ以上にアンカツの腕を評価したい一戦であった。
ダイワメジャーはマイルCS連覇だが、勝ちタイムも昨年と全く同じ。マイルGⅠは安田記念を間にして3連勝で、3戦とも2着につけた着差は“クビ”であった。

 スーパーホーネットの2着は善戦であるが、現時点ではどう乗ってもダイワメジャーには勝てそうも無いように見えた。直線の脚色からダイワを差しきるようにも見えたが、結局ハナを並べるまでも無くゴール前はダイワと同じアシになってしまった。まだまだ成長しそうな馬なのでこれからも期待できると見ている。マイルあたりの距離が最も向いていると思うが、千二のスプリント戦でも差が無い競馬ができると見ている。

 スズカフェニックスは3着だが、レースが終ってから追込んできたような印象であった。本来の力からすればもっともっと勝ってもいい馬なのだろうが、今日のようなレースをしていたのではこれからもGⅠでは善戦マンで終るだろう。厳しい見方だが、現在の4歳馬には勝てないと見ている。

 アグネスアークはゴール前伸びが止まったように見えたのは少し使い詰めの疲れが出たのかもしれない。故障発生で競争能力喪失との情報もあるので、あるいはそのあたりがゴール前の失速につながった可能性もあるかも。河内調教師のコメントに注目したい。

 今日のレースで芝では3歳世代が弱いことがはっきりした。ダイワスカーレットとウオッカの2頭は別格の3歳牝馬で、それ以外の3歳は牡馬、牝馬ともレベルが低いと見ていいだろう。ダート路線はブライアンズタイム産駒に期待できる馬がいるので来週のJCダートで結論が出せると思う。

 


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