阪神カップ 回顧

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レース結果     　　　　　　　　　        天候；晴　　　馬場；良
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　　　　１　○　スズカフェニックス　　　　1:20.6　　　 3F 34.6
　　　　２　　　ジョリーダンス　　　　　　　１／２
　　　　３　　　ブルーメンブラット　　　　 クビ
　　　　４　　　ローレルゲレイロ　　　　　クビ
　　　　４　△　エイシンドーバー　　　　　同着
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馬券　勝負勘が鈍っているようです…
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　マイルＣＳ組の中でもＧⅠで好走したことのある馬が上位を占めたので至極当然の結果ともいえるだろうが、牝馬が２,３着とはレベルに少々疑問が付くところだ。

　逃げ宣言をしていたシンジのローレルゲレイロがハナを切り、プリサイスマシーン、アグネスラズベリ、シンボリグラン、マイネルしガールが続いた。中団にジョリーダンスで、スズカフェニックスは後方から４,５番手の位置、その後にブルーメンブラット。
　逃げるローレルゲレイロは３ハロン34.4、４ハロン46.0と予想以上のペースで飛ばしていくが、ピタッとプリサイスマシーンがマークし、マイネルシーガルも３番手に上がってくる。
スズカフェニックスは徐々に上がって行き、４コーナーでは外を回り中団まで押し上げて行った。
直線、渋太く粘るローレルゲレイロに、残り２００でマイネルシーガルが迫るが勢いが無く、マイネルの内に切れ込んだエイシンドーバーに交わされた。
　残り１００で外からスズカフェニックスとブルーメンブラットがビューンと追込んできたが、馬群の中でジッとしていたジョリーダンスも上がってきた。
　ゴール前スズカフェニックスが半馬身ほど抜出してゴールしたが、２着以下はドッと入ってきた中で、ジョリーダンスが僅かに出て２着、外から追込んできたブルーメンブラットが３着。先に抜出したローレルゲレイロとエイシンドーバーが同着の４着となった。

　スズカフェニックスは文句無しの勝ち方だった。スタートも良く、いつもより前に付けられたのが勝因だろう。この馬は小回りの直線の短いコースのほうが合っているのかも知れない。京都や府中コースでは後方一気で差して届かずで人気を裏切りそうだが、まぁ、無事なら来年の高松宮記念は連覇する可能性は高いような気がする。

　ジョリーダンスは馬群の中団前目でジッとしていて、直線上手く前が開いて伸びてきたが嵌ったという感じだ。秋山騎手は安田記念でも３着に持ってきているので、この馬と相性がいいのかも知れない。

　３着のブルーメンブラットはルメールがユタカをマークしての騎乗が上手くいった感じだ。さすがに決め手ではスズカフェニックスに勝てないので直線追い負けしたが、近々重賞に手が届きそうな雰囲気はある。京都牝馬Ｓに出てくれば人気するだろうが外せない１頭になりそうだ。

　ローレルゲレイロが久しぶりに持ち味を見せたが、果たしてこれで不振から抜出せるだろうか。次のレースを見てみないと何とも言えないような気がする。

　期待したドラゴンウェルズは４コーナーから直線にかけていい所に上がってきたので、これはと思ったが、直線伸びがなく馬群に沈んだ。香港での騎乗停止でペリエが乗れなかったのも痛かったが、やはり力不足だったのだろうか。まだまだ伸びる素質馬と見ていたが、今日のような大負けをするようでは見方を変えざるを得ないかも。

　終ってみればこのレースもサンデーサイレンスとその系統の馬が上位を占めた。中日新聞杯、鳴尾記念、愛知杯とサンデーサイレンス系統の馬が上位を占め勢いがついているので、有馬記念もこの流れで行ってしまうかも…。