東京新聞杯 予想

　久しぶりの府中コースだがＡコースから約９ｍ外側に仮柵を設置したＤコース使用のようだ。最近の傾向としてマイルにしては前半の流れは緩み、後半に確りした末脚のある馬が良績を残している。

　ローレルゲレイロ、エイシンデピュティの２頭が先行しそうだが、ガンガン飛ばすタイプでないので今回も流れは落ち着きそうだ。開幕週なので前残りもあるかも知れないが、やはり主力は好位から脚を伸ばせる馬だろう。推定タイムは１分３３秒前後か。

　昔は府中のトニービン、今は府中のフレンチデピュティと言われるほど産駒は東京コースを得意としている。特に府中のマイルだと昨年は連対率４割以上である。今回も３頭のフレンチデピュティ産駒がいるが、中でも期待しているのはノリのサイレントプライドである。前走の中山金杯ではほとんど用はないと見て軽視したが、得意の府中のマイルなら大外枠でもバテない末脚で渋太く粘りこむと見ている。

　対抗は鳴尾記念で復活した府中巧者のハイアーゲームにする。マイルはいささか短い気もするが、府中のマイルは他場の二千前後で勝てるような底力が要求されるので、気にする必要はないと思う。好位から３３秒台の脚が使えるので狂えば頭もあるかと見ている。

　単穴は天皇賞３着の実績をもつカンパニーだ。この馬はトニービン系の割には意外と府中での成績は悪いのと５８Ｋの斤量も気になるところだ。だだ、この程度のメンバーなら力が違うと思うので、あっさりとまとめて差し切る可能性も捨て難い。

　連下にはやはりフレンチデピュティ産駒のエイシンデピュティと牝馬の中では斤量が５４Ｋと恵まれたコイウタを取りたい。

　まとめると

　　　　　◎　サイレントプライド
　　　　　○　ハイアーゲーム
　　　　　▲　カンパニー
　　　　　△　コイウタ
　　　　　△　エイシンデピュティ

　馬券は◎を軸にした馬連と３連単にする。