京都記念 回顧 [競馬]
ようやくレベルが低いと言われている4歳馬が芝中長距離重賞を勝った。これで古馬GⅠ戦線も少しは面白くなりそうだ。
レース結果 天候; 馬場;良
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1 △ アドマイヤオーラ 2:13.6 3F 35.3
2 ▲ アドマイヤフジ 1 1/4
3 シルクフェーマス ハナ
4 ◎ ドリームパスポート ハナ
5 トウショウナイト アタマ
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馬券 相性が悪いなぁ~アンカツ&アドマイヤとは…。
9歳馬シルクフェーマスの予想外の逃げ、これまた予想外のアイポッパーが2番手、中団にアドマイヤフジ、トウショウナイト、トウカイトリック、その後にドリームパスポートとアドマイヤオーラ、少し離れて殿から2番手にウオッカの並びとなった。
逃げるシルクフェーマスのラップは3F36.7、5F61.7の超スロー。3コーナー手前から後続を引離し6馬身以上のリードを取り4コーナーを回った。
直線残り200、渋太く粘るシルクフェーマスに、3、4コーナーの中程から外を回り上がってきたアドマイヤオーラが外から襲ってきた。少し遅れてアドマイヤフジも上がってきた。内からはトウショウナイト、ドリームパスポートが追い込んできた。ウオッカも大外から追い込んでくる。
残り100でグィッと伸びたアドマイヤオーラが1馬身半程度前に出てゴール。2着にはシルクフェーマスを挟んで内にドリームパスポート、外にアドマイヤフジがドドッと入線した。結果ハナ、ハナの差でアドマイヤフジ、シルクフェーマス、ドリームパスポートの順となった。
ウオッカは大外を追い込むも6着がやっとだった。
骨折休養明け3戦目で重賞3勝目をあげたアドマイヤオーラだが今日は強い勝ち方だった。ここ2戦いい脚で追い込むも届かずの競馬だったが、早めに上がって行きキッチリと先頭を行く馬を差し切る横綱相撲であった。3度続けては失敗しない騎乗はさすがにアンカツと唸らせる物があった。4歳世代のトップレベルの馬なのでこれ位は走って当然だろう。ドバイデューティフリーへの参戦プランもあるようなので楽しみだが、安田記念、宝塚記念でも有力馬の一頭に躍り出たと見ていいだろう。
混戦の中最後のひと伸びで2着のアドマイヤフジ、+20Kではいくらなんでも太目残りと思えたがそれを感じさせない走りであった。追い出したときの反応がアドマイヤオーラと比べると鈍いことから距離はもう少し長いほうがいいだろう。春の盾を目指すようだが距離は心配ないとしても、ディープインパクト世代なので勝つまではどうかなと思う。
ユーイチの奇襲が成功して3着のシルクフェーマスだが4年前のこのレースの勝馬でもあった。4年前はここをステップに天皇賞3着、宝塚記念2着と駆け上がって行ったが、さすがに9歳となってはこの先上がり目は見込めないだろう。
期待したドリームパスポートは思うような本来の姿に戻っていないようだ。やはり転厩による環境の変化が大きいのかも知れない。厩舎の力量によるものなのか、それとも馬自体の問題なのか今のところ判断できないが、これだけの馬なので何とか復活させてあげたいものだ。大目標の天皇賞までにジックリと仕上げて、人気の落ちたところで大きな仕事を期待したい。
上がり33.8の最速を記録したウオッカだが道中掛かる面を見せていた。極端な競馬しかできないようでは牡馬との混合重賞を勝つのは難しいと思う。この後はドバイデューティフリーのようだが、無理をしないでヴィクトリアマイル、安田記念を狙ったほうがいいようにも思えるのだが…。
トウカイトリックは調子もイマイチだったが明らかに距離不足と言っていいだろう。ダークメッセージは距離も不足しているが、どうもハンディキャップホースのような気がする。
結局終わってみればサンデー系が1~4着を占めた。今年も古馬のビッグレースはサンデー系が中心になるのかな~?
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