プリンシパルS 回顧 [競馬]
トウショウナイトを事故で失った武士沢騎手は新たなパートナーと共にダービーに向うことになった。頑張れ、武士沢!
レース結果 天候; 馬場;稍重
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ベンチャーナイン 2:01.5 3F 36.5
アグネススターチ 1/2
△ ヤマニンキングリー 2 1/2
◎ ピサノエミレーツ クビ
マイネルスターリー クビ
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馬券 どうにもこうにも…無惨!
抜群のスタートのヤマニンキングリーが押えたので、難なくアグネススターチがハナに立った。内ピッタリに逃げるアグネスのラップは3F35.4、4F47.2、1000通過が59.7と馬場を考慮すればハイペース。流石に後続は離されて大逃げの形になった。後半の千が61.8と上がりのかかるレースで、普通なら追込み馬に有利な流れのはずだが…。
勝ったベンチャーナインは終始後方に位置し、4コーナーも外を回り、直線坂を上がってからグイグイと伸びてきた。先に抜出していたアグネスを残り50で交わしてゴールした。東京スポーツ杯でも上り34.1の最速タイムを記録している事などから、この馬は左回りが得意なのかも知れない。父エイシンサンディは未出走だが、その母エイシンウィザードは牝馬のオープン馬でマイル重賞で活躍した馬だった。重馬場も上手く追込み脚質であった。その血がエイシンサンディを通じてベンチャーナインに受継がれているようだ。
大波乱の片棒を担いだ最低人気のアグネススターチは内ピッタリの最短コースを走り、直線も内ラチ沿いを独走し一瞬勝ったかと思うほどであった。時計のかかる馬場が合っているようだ。この馬の祖母は名牝アグネスレディなので芝がダメなはずがないのだが、戦績からダート馬と決め付けていたようだ。ただ、良馬場で今日のように楽に逃げられるかとなると、厳しいと思うのだが…。
3着のヤマニンキングリーは-14Kの馬体重で登場した。細くはなく暖かくなって絞れたと見ていいだろう。中団からのレースになったが、3コーナー過ぎから動き始め、4コーナーでは3番手まで押し上げてきた。直線は意外と伸びなかったところを見ると、距離が長すぎたかもしれない。
期待したピサノエミレーツは後方からの競馬。4コーナー外を回して、直線はジリジリと伸びては来たが、切れる脚がない上にエンジンのかかりも遅いようだ。血統からもダートに転向したほうが良さそうだ。
一番人気のテラノファントムは道悪が堪えたようだが、それにしても2秒近く離された13着は負け過ぎである。ずーっと中団の前目にいたが、直線は下がるばかりであった。弥生賞の善戦で高く評価されてきたが、もしかすると準オープン程度までの馬かもしれない。
藤沢ブランドのサイレントフォースは何とブービー。馬なりの追い切しか出来ない現状ではこの結果も当然だろう。パンとして来るまでは時間がかかりそうだ。
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