福島牝馬S 回顧 [競馬]
馬場状態をテレビで見た瞬間、ベッラレイアはどこにも来ないと直感したので、馬券は見送ることにしてテレビ観戦だけにした。阿武隈川沿いの競馬場なので水はけが悪く、悪化すると半端でなくなるのが福島の馬場なのだ。
天候; 馬場;不良
-----------------------------------------------------------------------
ブラボーデイジー 1:53.7 前半3F 38.0 - 4F 51.6
○ アルコセニョーラ 2 上り4F 49.5 - 3F 37.2
ヤマニンメルベイユ 1/2
▲ ピンクカメオ クビ
カレイジャスミン 2
-----------------------------------------------------------------------
馬券 あまりの馬場悪化のためパス…
58Kを背負っているヤマニンメルベイユがハナに立ったが、1コーナーのコーナーワークを利してブラボーデイジーが並びかけた。3番手にはピンクカメオ、オディールは中団の後目に、後方からアルコセニョーラ、そしてベッラレイアは後方3番手。
田んぼのような馬場で水しぶきを上げながらのラップは1000m通過が64.2と超スロー。前々で競馬した馬が上位を占める中、上手くインを突いて伸びたアルコセニョーラだけが何とか上位に食い込んだ。結局終ってみれば福島コースで実績のある馬が掲示板の上の方に載った判り易い結果になったと思う。
勝ったブラボーデイジーはヤマニンメルベイユと並んで先頭を走り、途中ヤマニンに前に出られる場面もあったが、4コーナー手前でムチが入ったヤマニンを尻目に持ったままで引離し、直線に向くとムチを入れて後続を突き放しての勝利だった。思い起こせば三春特別でチェレブリタの2着があり福島コースと相性がいい馬で、クロフネ産駒なら今日のような馬場も苦にしないので狙い目だったと思うも、全て後の祭りである。サンスポの佐藤洋一郎が◎を打っていたのはさすがと言うしかない。泥田のような馬場をスイスイ走るのを見ると、蹄に水かきが付いているのでは思いたくもなる。
2着にはこれまた福島を得意としているアルコセニョーラが、福島記念と同じようにインを突いて追込んできた。この馬場で後方からの競馬では皆が避ける内を突くしか手は無いのだが、騎手としては勇気がいる事だと思う。ステイゴールドに似て小柄な馬体でピッチ走法なので、小回りのこういう馬場は苦にしないのだろう。
骨折休養から叩き2戦目となったヤマニンメルベイユがキッチリと自分の競馬をして3着に逃げ粘った。この馬場で58Kを考えれば予想以上の善戦だと思うが、昨年もこのレースで0.1差の4着と差の無い競馬をしているので福島コース向きの馬なのだろう。
3番手から流れこんだ形のピンクカメオは4着。GⅠ馬にしては物足りない内容であった。もっと積極的に前に出していった方が良かったようにも思う。
期待したベッラレイアには馬場が悪すぎた。終始後方からの競馬でいかにも走りにくそうに見えた。一叩きしたことで馬場さえ良ければ次の府中は得意のコースなので出れればキッチリと変わって来るのではと見ている。
コメント 0