マイルCS 予想 [競馬]
今年のBC Mileはペリエ騎乗の4歳牝馬Goldikova(父Anabaa-Danzig系)が昨年に続き勝利した。ドバイデューティフリーでウオッカに9馬身差をつけて勝ったGladiatorusは、このレースで勝馬から10馬身離された9着に敗れている。欧米のマイル戦線はレベルが高く、暮れの香港マイルも強豪が揃うことになるだろう。日本馬にも香港に遠征し勝負になるようなマイルの新星が誕生してもらいたいものだ。
マイネルファルケがハナを奪い、キャプテントゥーレ、ザレマがこれを追う形になると思う。当然流れは緩くスローペースだろう。馬群は一塊となり、後方グループの馬は直線での馬群の捌きが鍵となりそうな気がする。天気が崩れるのは夕方からの予報なので良馬場で行われると見て、上がりの速い競馬になり、推定タイムは1分33秒0前後になるのでは…?
カンパニーで断然のメンバー構成だ。古馬陣でカンパニーに先着したことのある馬は昨年のこのレースのファイングレインだけである。他の古馬勢とは既に勝負付けが済んでいると見ていいと思う。従ってファイングレイン以外でカンパニーに勝てる可能性のあるのは、古馬陣では未対戦の重賞馬、外国馬、そして上がり目の期待できる3歳馬だろうと思う。
そのカンパニーは過去このレース5着、4着で8歳にして勝つチャンスが巡ってきたと大方の予想だが、忘れてならないのはサラブレットが高齢になると絶対スピードが衰えていくということである。確かにこの秋GⅡ、GⅠを連勝して衰えを微塵も感じさせない雰囲気はあるが、前走から距離短縮が高齢馬にとってプラスに作用するとは思えないのだ。ましてや引退レースとなれば尚更だ。
かつてタイキシャトルがこのレースを連覇し8連勝を飾り引退レースでスプリンターズS連覇を狙い臨んだが、中山の坂で止まりアタマ、クビの差で3着に敗れたことが思い出される。タイキシャトルは4歳だったが、勝ったのは3歳馬である。今年のフェブラリーSでもスピード決着となり明け4歳馬が1,2着を占めた。京都のマイルは基本的にスピード勝負になるので、カンパニーにとって少し辛いレースになりそうな予感がする。それにGⅠで1番人気の馬でノリが勝ったのは思い出せないのだが…。
ここは世代交代の期待も込めて3歳馬を中心に考えたい。フイフスペトル、ストロングガルーダ、サンカルロの3頭のうち、昨年まで6連勝しているサンデーサイレンス系種牡馬を考慮して、父ダンスインザダークのストロングガルーダを本命に推したい。相手も3歳馬で朝日杯FSで2着の実績をもつフィフスペトルを取りたい。サンカルロはこのレースで過去10年3着以内の実績がゼロのRoberto系なので連下の評価にしたい。
ダークホースは昨年カンパニーに先着したファイングレインにする。この馬GⅠは②①③着で大レースに強く、しかも直線平坦の淀への適性も高い。
カンパニーは昨年以上の成績は難しいと見て連下にしたい。皐月賞馬キャプテントゥーレは母がエアトゥーレであることを考えると二千よりマイルのほうが本質的に向いていると思うので、その先行力も加味して連下に取りたい。
外国馬2頭は幾ら手薄な日本のマイル戦線とは言え、速い決着となる淀の芝では追走で手一杯だろう。掲示板にも載らないのでは…?
まとめると
◎ ストロングガルーダ
○ フィフスペトル
▲ ファイングレイン
△ カンパニー、キャプテントゥーレ、 サンカルロ
馬券は◎○を軸にした馬連と3連単にしたい。
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