神戸新聞杯 回顧 [競馬]
東西の菊トライアルが両極端のレースになった。厳しい流れのセントライト記念、緩い流れでダービーと同様なレースになった神戸新聞杯。どちらに菊のチャンスがあるか判断に迷うところだ。
天候;
馬場;良
-------------------------------------------------------------------- △ ローズキングダム 2:25.9 前半3F 37.7 - 4F 50.6
△ エイシンフラッシュ クビ 上り4F 45.8 - 3F 33.8
〇 ビッグウィーク 3
タニノエポレット 3/4
▲ レーヴドリアン 3/4
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馬券 3角であきらめました…
予想通りビッグウィークが逃げたが1000m63.1とあまりのスローペースに途中からネオヴァンドームがハナに立った。その後もペースは上がらず残り800通過が1分40秒1で4角では一塊の馬群になった。結局直線の瞬発力勝負になり、同じような流れだったダービーの1、2着馬が順当に上位を占めた。
勝ち時計 前半=中盤=後半 1200m 上り
2010年 ローズキングダム 良 2分25秒9 50.6=49.5=45.8 1分15秒3 33.8
2009年 イコピコ 良 2分24秒2 48.0=49.6=46.6 1分12秒5 34.5
2008年 ディープスカイ 良 2分25秒3 49.1=48.9=47.3 1分13秒7 35.7
2007年 ドリームジャーニー 良 2分24秒7 47.2=49.7=47.8 1分11秒3 35.4
超スローで直線だけのヨーイドン競馬ではミスプロ系産駒の独壇場になるのは初めからわかっているのに、他の馬に乗っている騎手たちに創意工夫がなさすぎる。菊を前にして無理をしたくないのだろうが…。菊花賞はヤマニンエルブが前半は押えてスローだったとしてもロングスパートで後半流れが速くなりそうなので、今日のように上り3ハロン瞬発力より上り4ハロン以上持続するスピードが要求されるような展開になった場合、今日の上位2頭は直線馬群に揉まれ最後のひとハロンで喘ぐ可能性が高いと見たい。
+22Kで登場したローズキングダムだが、成長分もあるかと思うが春シーズン減っていた馬体重が元に戻った感じだ。レースでは中団のインでスローペースも難なく折り合い、直線もインの狭いところを突いて外から馬体を併せてきたエイシンフラッシュとの叩き合いを制した。テン乗りユタカの腕によるとこも大きかったように思う。昨年の朝日杯でこそハイペースの競馬を経験しているが、ここのとこは緩い流れのレースばかりで究極の切味で結果を出している。直線が平坦の淀の軽い芝はこの馬に合うと思うが、三千の距離への適性は血統的にも少し疑問である。どちらかと言うと府中の盾に向かったほうがいいように思う。
きっちりと仕上げてきたエイシンフラッシュは道中ローズキングダムの直後に位置し、ウチパクによれば少し折り合いを欠く面もあったようだが、4角でローズに馬体を並べ叩き合いに持ち込んだものの差を詰められなかった。スローな競馬しか経験していない不安はあるが、血統的にはBMSがPlatiniなので淀の三千への適性はありそうだ。馬場が渋るようなら尚更良さそうだ。
ビッグウィークはハナに立ち途中ペースを落として先頭をネオヴァンドームに譲る形になったが、直線に向いて一旦内から抜け出して先頭に立ったものの最後の200からは力が上の2頭にあっという間に引き離された。菊の権利を獲得したが、瞬発力勝負では分が悪いので持続力勝負に持ち込めるようなら血統的にも菊でも楽しみな馬だ。
期待したレーヴドリアンは+14Kで増えた分は成長分か? 出遅れ気味のゲートから後方3番手の位置で追走し、3角過ぎから外を回って上って行き直線は大外からジリジリと伸びただけだった。切味勝負だと分が悪い馬なので流れが向かなかったのと鉄砲向きとも言えないので叩いた次が勝負になると思う。賞金面では菊への出走が可能なので、出走してくるようなら波乱の菊を彩るのはこの馬だと思っている。
同じく菊花賞はレーヴドリアンが面白いと思ってます。
きさらぎ賞、京都新聞杯をみると淀の坂で加速できるので加速力のないこの馬には合いそうです
3000mならスタートの鈍足さもチャラにできますし(笑
by やまちゃん (2010-09-30 02:24)
>やまちゃん さん
目の付け所が同じようですね。
まあ、ヤマニンエルブの作るペース次第かも知れませんが…
by miharukoma (2010-10-01 21:19)