シルクロードS 回顧 [競馬]
過去このレースを58K背負って勝った馬はトロットスターとプレシャスカフェの2頭で次走の高松宮記念ではトロットスターが勝ちプレシャスカフェは3着。今年の高松宮記念は坂のある阪神コースなのでセントウルSで強さを見せているサクラバクシンオー産駒の巻き返しもなきにしも非ずだが、ジョーカプチーノと今日の他の馬では決定的な差があるように思える。
天候; 馬場;良
--------------------------------------------------------------------
△ ジョーカプチーノ 1:08.2 前半3F 34.8
アーバニティ 1/2 後半4F 44.7 - 3F 33.4
モルトグランデ 3/4
◎ セイユーライコウ 1/2
シンボリグラン クビ
--------------------------------------------------------------------
馬券 変に狙い過ぎだわ~
単騎逃げが予想されていたジョーカプチーノがスタートで安目を売り好スタートのティファニーケイスがハナに立った。2番手以下に2馬身ほど差をつけての逃げは3ハロン34.8、4ハロン45.9と過去5年で最も遅い流れとなった。Bコース替わりの初日でこれだけスローなら馬場状態がいいと思われる内の経済コースを通る先行馬が粘りこみそうだが、残り100で様相が一変して、大外を急襲したジョーカプチーノ、アーバニティの2頭が突き抜けてしまった。競馬は実際に走ってみないとわからないと言う事を改めて実感させられたレースであった。
スローで直線の瞬発力勝負のパターンになりサンデー系産駒向きのレースになったといえるのかも? ミスプロ系やサクラバクシンオー系は短距離で究極のスプリント力を要求されると脆いので全て掲示板を外した。
前半=後半 800m
2011 ジョーカプチーノ 良 1分08秒2 34.8=33.4 45.9
2010 アルティマトゥーレ 良 1分08秒1 34.4=33.7 45.6
2009 アーバンストリート 良 1分08秒5 33.6=34.9 44.6
2008 ファイングレイン 稍 1分09秒1 33.7=36.0 44.9
2007 エムオーウイナー 良 1分07秒8 33.5=34.3 44.2
出遅れたジョーカプチーノはジワッと進出し中団のやや後目からの追走。外々を回り4角は大外で直線は残り200過ぎから末脚に加速がつき前を行く馬をまとめて交わした。逃げ一辺倒の馬と見られていたが、差す競馬でも上り3ハロンは32.6ととても58Kを背負っている馬とは思えない爆発力を発揮するのだから凄いとしか言い様がない。今日の馬体重は+10Kの532で少し太目残りでは見ていたが、NHKマイルを勝った時の490から40K以上増えているのは長期休養中に一回りも二回りも成長し馬体に実が入ったと見ていいのかも…。スピード、パワー、瞬発力のどれを取っても超一流で、余程のことがない限り高松宮記念も勝てる可能性が強くなったと思う。今なら世界最強と言われている香港のスプリント馬やシンガポールのRocket Manと戦ってもいい勝負が出来るかも?
2着のアーバニティは向う正面では勝馬と同じ位置にいたが、直線入口では後方4,5番手で大外の持ち出し残り200から前を行くジョーカプチーノと歩調を合わせるように伸びてきた。道中上手く脚を溜められたのが末脚の爆発につながり弾けたという事か。半姉にスティンガーがいる良血なので嵌ればこれ位走って不思議ではないが、好走できるゾーンが狭いのでいつ走るかわからないムラ馬とも言えるのでは。
一昨年3着のモルトグランデは今年も3着と堅実な所を見せた。+10Kの490だったが一昨年は488だったので太いという事はないと見ていた。中団からの競馬で、直線は一旦詰まりそうな場面もあったが外に持ち出して伸びてきたがいい脚が長く使えないようだ。京都の千二重賞は3戦とも3着と安定株で直線平坦なコースが合っているのかも?
本命に推したセイコーライコウは中団インから内の経済コースを通り、直線も内から一瞬いい脚を使ったが0.3差の4着。重賞初挑戦でしかも外のほうが伸びる芝状態だったことを考えると、オープンでも見通しが立ったレースと言えるのでは。
コメント 0