根岸S 回顧 [競馬]
ダイショウジェット以外掲示板に載ったのは5歳勢で、この世代からは次々と強いダート馬が出てくる。それだけ層の厚い世代と言えるだろう。エスポワールシチー、スマートファルコンが出走を回避すると思われるので、フェブラリーSも5歳世代中心のレースになりそうだ。
天候; 馬場;良
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セイクリムズン 1:23.0 前半3F 35.2
〇 ダノンカモン 1 1/4 上り4F 47.8 - 3F 35.7
ダイショウジェット 3
エーシンクールディ 1 3/4
ティアップワイルド 1 3/4
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馬券 ダートは当る気がしませ~ん
ケイアイガーベラがスンナリとハナに。競り合いもなく3ハロン35.2、1000mが59.3であるから平均より少し遅いペースだが、乾いた力のいるダートで非力なタイプは追走に苦しみ縦長の隊列となった。ケイアイガーベラとエーシンクールディが内で粘るところを坂を登りきってからダノンカモンとセイクリムズンが外から併せ馬のように伸びてきて残り200で捉えた。そこから2頭の叩き合いとなったが、セイクリムズンが最後もうひと伸びしてダノンカモンを突き放した。
勝ちタイムは2005年のメイショウボーラーと同タイムで、良馬場の根岸Sでは歴代2位タイと優秀と言っていいだろう。パサパサのパワーのいるダートで上り2ハロンを11.8-11.9で乗り切ったのも優秀でフェブラリーSにつながるレース内容だったと思う。
前半=後半 1000m
2011 セイクリムズン 良 1分23秒0 35.2=47.8 59.3
2010 グロリアスノア 良 1分23秒7 35.6=48.1 59.2
2009 フェラーリピザ 重 1分22秒1 34.1=48.0 58.3
2008 ワイルドワンダー 不 1分22秒7 34.3=48.4 58.2
2007 ビッググラス 良 1分23秒5 34.2=49.3 57.9
勝ったセイクリムズンはインの中団前目の追走からコーナーワークを利用し外に少し持ち出して直線に向いた。直線は200の標識で先に先頭に立ったダノンカモンとマッチレースになったが競り勝って最後1馬身ほど退けた。強い内容の競馬であったが、これで3連勝で勢いの違いを見せ付けたレースでもあった。府中マイルダートは3歳時に着外と敗れているが、血統背景からはマイルが長いとは思えないのでフェブラリーSもそこそこやれるのでは? ただいきなりG1で勝ち負けできるほど甘くはないと思うのだが…。
-10Kと絞れた?ダノンカモンは好位からの競馬でヤネのコーセイもほぼ完璧な騎乗だったが、勝馬に目標にされたのが最後響いたようだ。府中ダート適性も高く、距離が200延びるのもむしろ有利なのでフェブラリーSはこちらの方がより期待できそうだ。
離された3着のダイショウジェットは大型馬なのでパワーのいるダートが合っているのと流れが嵌ったことが好走できた要因だろう。
本命に推したスターボードはスタートが出負け気味で中団のインからの競馬になったが、いい所がなく1.9差の11着は力負けと言っていいだろう。重賞戦線ではもう少し揉まれてからでないと通用しないかも?
G1馬サクセスブロッケンは休み明けで本調子を欠いていたにしてもここまで負けるようでは衰えが来ていると見ていいだろう。中央のダートでは終ったようだ。と書いていたら競争馬登録を抹消して乗馬となり東京競馬場の誘導馬を目指すだって…。G1馬なのに種牡馬になれなかったのは残念無念ですね。
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