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ジャパンカップダート 回顧 [競馬]

掲示板に載った馬は全て500Kを超える大型馬だった。エスポワールシチー以外の上位馬はサンデーサイレンスの血が父系母系ともに入っておらず、それに1~4着馬は非社台系の生産馬であった。
[soon]

レース結果                 天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] ◎ トランセンド         1:50.6  前半3F 35.8 - 4F 48.2
[2]    ワンダーアキュート    2       上り4F 49.7 - 3F 37.4
[3] △ エスポワールシチー   ハナ
[4]    ラヴェリータ         1/2
[5]    ダノンカモン         クビ
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馬券 前日予想は×[むかっ(怒り)] 当日予想変更で馬連的中![ひらめき]

kaiko_04.gif夜半に少しは雨が降って脚抜きのよい馬場になると見ていたが、全く降らず日曜は朝から快晴でダートはパサパサの典型的な冬場の馬場になっていた。予想はパワータイプ中心に変更したので馬連だけは的中となったが、エスポワールシチーを無印にしたため3連単は逃した。

エスポワールシチーは出が良くハナを伺う勢いだったが、大外からシンジが気合をつけ押して押して内に切れ込んで強引に1角で先頭に立った。エスポワールシチー、トウショウフリーク、ニホンピロアワーズなどが続き、1000mが60.9とやや緩めの流れで馬群がコンパクトになった。最初の3ハロンこそ速かったが、中盤の3ハロンはトランセンドのマイペースで緩んだため、先行馬の息が入り易い流れになり行った行ったのレースになった。

トランセンドのこのレース連覇にケチをつけるつもりはないが、パワー優先の馬場だったにしても勝ち時計が遅すぎるので凡戦の部類に入るレースだろう。スマートファルコンの回避がレースレベルを落としたとも言えるのでは?

                                      前半=中盤=後半 1000m
2011 トランセンド        良 1分50秒6 35.8=37.4=37.4 60.9
2010 トランセンド        稍 1分48秒9 35.9=36.4=36.6 60.0
2009 エスポワールシチー 良 1分49秒9 36.3=36.5=37.1 60.7
2008 カネヒキリ         良 1分49秒2 36.7=35.9=36.6 60.2

昨年のこのレースからJRAダートG1を3連勝となったトランセンドだが、最後は2着に2馬身差をつける快勝であった。パサパサのダート適性と行き切ってハナに立ち、その後にペースを落とすシンジ得意の戦法で後続の騎手を翻弄したことが勝因だと思う。それだけシンジの逃げのペース配分が絶妙だったと言う事だろう。中央ダートG13勝はカネヒキリに次ぐ2頭目だが、カネヒキリの場合はヴァーミリアン、サンライズバッカスと同世代に強い馬がいての成績だから価値があるが、トランセンドはひとつ上のエスポワールシチーに衰えの兆候があるのと同世代の強い5歳世代にヴァーミリアンのような馬がいないことに恵まれた感もある。来年もフェブラリーSからドバイWC路線のようだが、府中マイルダートでは脚抜きのいい馬場になりスピード競馬になった時に一抹の不安もあるものの、恐らく参戦しないと思われるスマートファルコン以外強敵がいないので、フェブラリS連覇もかなり高い確率で達成できるのでは…。ドバイは相手がわからないので何とも言えないが、今年のような超スローにはならないだろうしマークもきつくなるのでタフなレースになると思う。

エスポワールシチーは2番手からの競馬で3角あたりからトランセンドに外から並びかけようと仕掛けて行ったが馬体を併せるまでは行かず、直線では逆に突き放されてしまう完敗のレースであった。パワーの要る馬場適性の差が出たとも言えるが、6連勝した昨年の状態と比べると衰えが感じられる。今回は何とか馬券圏内に留まったが、年が明け7歳ともなると衰えの兆候がもっとハッキリしてくるのでは?

勝ちに行って無理をしたエスポワールシチーの間隙を突いたのが、スタートで躓いて後方からの競馬になったワンダーアキュートだった。出遅れたので1角で内に入れロスのない競馬で脚を溜められたのが直線での伸びにつながってゴール寸前でエスポワールシチーを捉えた。緩い流れで先に行った馬が上位を占める不利な展開でここまで来たのだから立派と言えるが、上りがかかったことで届いた面もあるので過大評価は禁物だと思う。スタート以外すべてが噛み合っての結果だと見たい。

パワーの要るダート不向きと見てテスタマッタは馬券から外したが、何とスタートで出遅れて最後方。しかも途中から行きたがり外を回って4角で先団に取りついたがそこまでで直線は歩いていた。戦績通り締まったダートでないと買えない馬でいいだろう。

未知の魅力で期待したヤマニンキングリーは後方からの競馬で、テスタマッタを追いかけるように上がって行ったが、直線ではジワッと伸びただけであった。芝でも決め手のなかった馬だがダートでも鋭い脚は使えないようなので、先行して抜け出すしかなさそうだ。今回は展開も向かなかったのでもう一度見て見たい気もする。


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