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京都大賞典 回顧 [競馬]

凱旋門賞で惜しくも2着だったオルフェーヴルがJC出走に意欲を見せているようだ。時計のかかる力の要る馬場で、死力を振り絞った疲労がそう簡単に抜けるとは思えないのだが…[soon]

レース結果                天候;[晴れ]   馬場;良
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[1]    メイショウカンパク  2:23.4  前半3F 34.8 - 5F 59.5
[2]    オウケンブルースリ  クビ    上り4F 47.4 - 3F 35.3
[3] 〇 ギュスターヴクライ  3/4
[4] △ フミノイマージン     ハナ
[5]    フォゲッタブル     1/2
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馬券 見送り…[猫]

kaiko_01.gif押して先頭に立ったレックスパレードのラップは1000mが59.5だから平均ペースか。隊列は縦長となり、バックストレッチでギュスターヴクライが内から上がって行ったため、後続も追いかけて澱みのない流れとなった。

4角で先頭に並びかけ直線入口で先頭に立ったギュスターヴクライに馬場の真ん中からオウケンブルースリ、外からフミノイマージンとメイショウカンパクが併せ馬の形で襲い掛かり、追い比べとなったが、外のメイショウカンパクがゴール寸前グイッと前に出た。

勝ちタイムは1993年メジロマックイーンの2分22秒7に次ぐ歴代2位の好タイムだったが、時計ほどのレベルの高さは感じられないレースだった。休み明けの実績馬が完調手前だったことや衰えが見えたことで、夏を使ってきた馬の順調さに及ばなかったと言う事だろう。

                                      前半=中盤=後半 1200m
2012 メイショウカンパク    良 2分23秒4 47.3=48.7=47.4 1分11秒2
2011 ローズキングダム   良 2分24秒1 48.3=50.2=45.6 1分13秒2
2010 メイショウベルーガ    良 2分25秒0 45.7=49.9=49.4 1分09秒7
2009 オウケンブルースリ   良 2分24秒3 46.8=48.5=49.0 1分11秒2
2008 トーホウアラン       良 2分26秒9 48.5=51.8=46.6 1分14秒9
2007 インティライミ        良 2分24秒8 48.9=50.3=45.6 1分13秒8
2006 スイープトウショウ    良 2分31秒5 50.3=55.4=45.8 1分17秒8

重賞初制覇となったメイショウカンパクはフミノイマージンを前に見る後方からの競馬で、4角手前から動いて直線は大外。直線はフミノイマージンと並ぶようにして伸びる渋太い脚を使って、前の馬をまとめて差し切った。フミノイマージンをマークして行ったら上手い具合に嵌り勝ってしまったと言うのが恐らく正直な所か…。グラスワンダーにBMSがダンスインザダークなのでRibot5×7のクロスになり、距離延びて頭角を現しそうな雰囲気はあったが、まさかこんなに鮮やかにG2を勝ってしまうとは…。府中の盾に登録しているようだが、さすがにG1では力不足だろう。アルゼンチン共和国杯、ステイヤーズSあたりなら相手次第では馬券に絡んでくるかも?

オウケンブルースリは3角手前辺りから押し上げて行き4角では3番手。直線も長く脚を使ってギュスターヴクライを退けたが、最後の最後に外からの馬に差し込まれた。得意の淀の二千四で完全な勝ちパターンのレースだったが、勝ち切れないとこを見ると調子が戻っていないのか、それとも往年の力はもう無くなったのかどちらかだろう。脚元に不安のある馬で、何ともなければ昨年2着のアルゼンチン共和国杯に向うと思うが、7歳馬なので上り目もなく苦しいレースになるのでは?

ギュスターヴクライは2角付近で内ラチに接触したようで、それもあってか中団インにいたのが向う正面から俄かに上がって行った。決め手に欠ける馬なので、早めに先頭に立ち押し切るレースをしたが、休み明けの分最後踏ん張り切れなかったのかも? ひと叩きで変わり身を見せればアルゼンチン共和国杯でもいいレースができると思うが、中山のステイヤーズSなら勝てると思うのだが…。

牝馬ながら1番人気だったフミノイマージンは良く走っているが、牡馬との混合戦の二千四ではこれが限界だろう。年を重ねたマンハッタンカフェ産駒は使える脚が短くなる傾向があるので、この馬も今や直線の短いコース向きなのかも。エリザベス女王杯の二千二もやや距離が長そうだし、世代交代がハッキリしてきた牝馬戦線なので掲示板の下の方に載れば御の字だろう。

+12Kのローズキングダムは太くは見えなかったが中身が出来ていなかったのだろうか? このメンバーで直線平坦の淀なら楽に勝たなければいけないのに、直線アッサリ競り負けるようでは終わった馬と見ていいのでは…。


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