SSブログ

エリザベス女王杯 回顧 [競馬]

ブライアンズタイムが2007年ヴィクトリー以来のG1馬を輩出した。三冠馬ナリタブライアンを輩出したブライアンズタイムだが、近年の産駒はパワー色が色濃くダートでの活躍馬が多かった。先週の菊2着スカイデグニティに続いての産駒の好走で、ブライアンズタイムの来年は高齢に鞭を打つような忙しい繁殖シーズンになるのでは…[soon]

レース結果                  天候;[雨]   馬場;良
--------------------------------------------------------------------
[1] △ レインボーダリア    2:16.3  前半3F 37.2 - 4F 49.8
[2] ◎ ヴィルシーナ       クビ     上り4F 48.3 - 3F 36.4
[3]    ピクシープリンセス   アタマ
[4]    マイネオーチャード  1 3/4
[5]    オールザッツジャズ  3/4
--------------------------------------------------------------------
馬券 馬連;的中![手(チョキ)] 3連単;紙屑[もうやだ~(悲しい顔)]

kaiko_04.gif朝から降り始めた雨が止まず馬場は悪化し10Rから重。予想通りレジェンドブルーが先手を取り、ヴィルシーナも積極的に前へと出た。淡々とした流れだがバックストレッチでは2番手以下を5馬身以上引き離しての逃げとなったが1000mが62.4だから重馬場でもスローに近い流れだろう。3角の坂の下りでエリンコートが仕掛けて一気に先頭を伺う勢いからレースが動いた。

この為京都の外回りらしい後半4ハロンの持続力と渋った馬場でのパワーの要るスタミナ勝負になった。それと比較的馬場の良い直線外に出した馬の末脚が伸びた。

1996年に今の距離となったこのレースの最も遅いタイム決着となったが、今年も勝ち馬はRoberto系で、これで3年連続でRoberto系が勝ったことになる。正直、欧州の牝馬一線半級が参戦していたら、今日の馬場では今年も日本馬が勝てなかったかも? レインボーダリアは確かに最近力を付けてきていたが、相手と馬場に恵まれたG1馬との評価の域を超えないような気がする。今日のメンバーでこの先G1を勝てる馬はいないと見ているのだが…

                                   前半=中盤=後半 1000m  1600m
2012 レインボーダリア  重 2分16秒3 49.8=38.2=48.3 62.4 1分39秒9
2011 スノーフェアリー   良 2分11秒6 45.8=36.9=48.9 57.5 1分34秒5
2010 スノーフェアリー   良 2分12秒5 48.5=35.8=48.2 60.1 1分36秒2
2009 クイーンスプマンテ 良 2分13秒6 48.3=36.7=48.6 60.5 1分36秒8
2008 リトルアマポーラ   良 2分12秒1 47.2=37.3=47.6 59.3 1分36秒9
2007 ダイワスカーレット  良 2分11秒9 48.3=37.7=45.9 60.6 1分37秒8
2006 フサイチパンドラ   良 2分11秒6 46.1=36.0=49.3 57.4 1分35秒1

勝ったレインボーダリアは重賞初制覇がG1となった。昨年はこのレース5着で“オヤッ”と思わせたが、その後切れ負けするレースばかりで重賞では馬券にもならなかった馬だ。時計がかかる馬場で追走が楽になり、直線もヴィルシーナと併せ馬のような形になりスタミナ満点のバテない末脚で前に出させなかった。確かにジワジワと力を付けてきていたようだが、重馬場のパワーの要る馬場になったことが最大の勝因だと思う。同じような条件のレースになれば今後もいい勝負すると思うが、良馬場だと瞬発力不足から掲示板がやっとの馬かも? それにしてもブライアンズタイム×BMSノーザンテーストの配合はステイゴールド×BMSメジロマックイーンのように、走る馬を出す黄金配合なのかも?

これで5戦連続の2着となったヴィルシーナ。3角の坂の下りで反応が鈍かったが直線では渋太くレインボーダリアに食い下がった。瞬発力勝負の馬だが、抜群に切れる脚を持っていないので今日のような馬場はいいはずなのに、差し切れないところを見ると本質的に距離が少し長かったのかも? どちらかというと直線の短いコースで先行してチョイ瞬発力を使うタイプのようにも思える。来年の府中ヴィクトリアマイルでも人気になるだろうが、ヴィルシーナとドナウブルーの姉妹にはどうやっても勝てないと思う。

出遅れて最後方からの競馬になったピクシープリンセスは坂の下りを使って外に持ち出し、直線大外からビューンと伸びてきた。ゴール前の脚色は一番で、ゴールを一寸過ぎたところでは前の馬を楽に交わしていた。BMSがキングマンボなのでこういう馬場の適性もあったのだろうが、それにしてもあれだけロスの大きい競馬をしながら、一線級を相手にここまでやれるのは相当力を付けてきている証拠だろう。休み明けの京都マイル半の条件戦を牡馬を相手に圧勝した力は伊達ではなかったようだ。先々重賞を勝てる馬になると思うのだが…

3歳馬のラシンティランテはアグネスタキオン産駒なので重は下手なはずはなく、直線外から先頭を伺ったが残り200でバタバタ。距離が長かったようだ。

クロフネ産駒にしては非力タイプのホエールキャプチャ、切れ味が殺されたフミノイマージンは馬場に泣いたのは確かだが、2頭ともピークは過ぎたように見えたのだが…


nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

天皇賞・秋 回顧京阪杯 予想 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。