ジャパンカップ 予想

凱旋門賞馬こそ来日しているが外国馬は重厚な血統で実績もイマイチ。アゴ脚付きでもこの程度のメンバーしか来日しないのは、外国のホースマン達に日本馬のレベルが高いのが知れ渡っているので勝負にならないと見ているからだと思う。実際日本馬でも5頭が海外経験のある馬で、それらが今度は圧倒的に有利なホームで戦えるのだから、戦う前から恐れをなすのはわからないことでもない。

ビートブラックかトーセンジョーダンのどちらかが押し出されるように先頭に立ちそうだ。当然流れはスローだが、この2頭は切れ味勝負になると分が悪いので、早めにスパートしてくると思う。3角過ぎあたりから動きがあり、後半4ハロンのスタミナが要求される持続力勝負になりそうだ。エイシンフラッシュが勝ったダービーのような超スローで究極の瞬発力勝負にはならないと思う。推定タイムは良で2分24秒0前後と見ているが。

本来ならオルフェーヴルだろうが、パワーが必要なロンシャンの馬場で正攻法で勝ちに行った消耗度はかなりあると思う。加えて大外枠で予想されるスローな流れでは阪神大賞典や春の天皇賞のように機嫌を損ねる可能性もある。勝てばアッサリだろうが、一度欧州仕様に造りピークを凱旋門賞に持っていった後遺症があると見て、今回は3番手の評価にしたい。

Ｇ１タイトルこそないが天皇賞2着で古馬一線級と互角の力があることを示したフェノーメノを一番手にしたい。府中コースは5戦して３勝、2着2回と連対率パーフェクトで自分の庭のようなものだ。成長力のあるステイゴールド産駒でBMSはDanzig系とＪＣ向きの血統でもある。後半4ハロンの持続力勝負になれば、前に行ってもバテないこの馬の末脚が活きて来るし、おそらく今度は経済コースのインで脚を溜めながら直線インを突くロスのない競馬をすると思うので古馬陣一蹴できると見ている。

宝塚記念の回顧でも述べたが大跳びのルーラーシップにとって広い府中のマイル半が最も適したレースであると思う。海外のＧ１を制している馬だが。国内でＧ１タイトルが取れるとしたらこのレースしかないのでは？　太めが残った休み明けの天皇賞をひと叩きして今回は万全で臨めそうだ。血統的にもBMSトニービンなので府中でこその馬だろう。

ジェンティルドンナはオークスの時計がダービーを上回っているので人気になっているが、一線級の牡馬古馬陣と初対戦であり道中相当のプレッシャーを受けて消耗すると見ている。血統的にも母系はスプリンター系で瞬発力タイプなので、予想している持続力勝負では、53Kを利しても掲示板の下のほうがいいとこだろう。

昨年2着のトーセンジョーダンはひと叩きしても調子が戻っていないし、天皇賞を勝ったエイシンフラッシュは過去このレース⑧⑧で今回はイン強襲の2番が利くとは思えないので過去2年と似た着順になるのでは。他の日本馬は距離不安やピークを過ぎているなどから馬券の対象にはならないだろう。

凱旋門賞馬ソレミアは昨年7着のシャレータに今年先着できなかったレベルなので、軽い芝でスピードと切れ味を要求されるとレースが終わった頃に追い込んでくるのでは。他の外国馬はレベルその物に疑問があり十中八九参加するだけだろう。

まとめると

◎　フェノーメノ
〇　ルーラーシップ　　
▲　オルフェーヴル

馬券は3頭の馬単、3連単ボックスにする。

タグ：ＪＣ フェノーメノ ジャパンカップ

コメント 2

こんにちは。
オッ。　今回は似たような予想の読みですね。
しかし毎回軸馬の選定には頭を悩ます。
なにかいい方法はないものでしょうか？
by kojiyan (2012-11-25 13:51) 

>kojiyan さん

まあ、勝負になりそうな馬は4、5頭しかいませんでしたからね。

軸馬がわかれば競馬に勝ったも同然でしょう。方法があったら教えて貰いたいものです。

by miharukoma (2012-11-27 19:28)