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日本ダービー 回顧 [競馬]

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レース結果                    天候;晴    馬場;良
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    1    ウオッカ         2:24.5    3F 34.4
    2    アサクサキングス     3
    3 ▲ アドマイヤオーラ    1 3/4
    4 △ サンツェッペリン     クビ
    5 △ ドリームジャーニー    3/4
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馬券 牝馬が… 想定外でした。
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 1991年トウカイテイオー以来の「ダービー馬はダービー馬から」が見られる予感はしていたが、それが牝馬のウオッカとは…。しかも2着を3馬身も引離すとは…。

ゲートで安目を売ったのがヴィクトリーで1コーナー手前では後方から2番手の位置に。マサミのサンツェッペリンがハナを切るかに見えたが、外から内に切れ込んできたアサクサキングスが1コーナーを回る頃にハナに立った。2番手にサンツェッペリン、続いてプラテアード、ローレルゲレイロ。
出遅れたヴィクトリーは馬群の外を回って2コーナーを回るときには4番手まで押し上げてきた。
向正面でフサイチホウオーが掛かり気味にヴィクトリーの後に上がってきた。フサイチを前に見る形でアドマイヤオーラ、その後にウオッカ、最後方からドリームジャーニー、フライングアップルの並びとなった。

 逃げるアサクサキングスのラップは3ハロン35.8、4ハロン48.4、千通過が60.5とオークスより1秒4も遅いスローペースになった。マイペースで逃げるアサクサに、直線に向くとサンツェッペリンが並びかけるが、アサクサも渋太く粘り抜かせない。外からフサイチホウオーが追い出すがモタモタしている中、インから外に持ち出したウオッカが3ハロン33.0の脚で一気に前を行く2頭を交わして先頭に立つと、後続を3馬身引離しゴール前では手綱を緩めるほどの余裕でゴール。
2着にサンツェッペリンを追い上げを振り切ったアサクサキングスが入り、そのサンツエッペリンをゴール前でクビ交わしたのが馬場の中央から脚を伸ばしたアドマイヤオーラで、更に4コーナー最後方から大外を追い込んできたのがドリームジャーニーで5着に入線。

フサイチホウオーはアドマイヤオーラと一緒に伸びてきたがいつもの切れがなく7着、ヴィクトリーは直線入り口では4番手だったが、既に脚はなく9着と惨敗した。

タイムは2分24秒5で歴代3位の好タイムだが、前半の千二が1分12秒6、後半の千二が1分11秒9とバランスの取れた内容で、どちらかと言うと先行馬に有利な流れであった。

 牝馬でダービー馬になったウオッカは馬体を見る限り牡馬と比較しても遜色のない馬格をしているが、正直ここまでやるとは予想だにしなかった。勝ち方も強いの一言で、64年振りに牝馬のダービー馬が誕生する歴史的なダービーとなった。今後が楽しみになるが、秋には凱旋門賞に挑戦するプランもあるようなので期待したいし、ジャパンカップ、有馬記念にも挑戦してもらいたい。

 2着のアサクサキングスは前々から長距離の逃げ馬と見ていた。「2007年クラシック三冠予想」では菊花賞のダークホースに取上げ注目していたが、NHKマイルでの惨敗もあり調子を落としていると見て軽視してしまった。オークス制覇で意気揚がるユーイチが、外枠からでも強気の先行策で押切ってしまうかに見えたが、あと一歩であった。府中のマイル半では逃げ、追い込みと変幻自在の乗り方で毎年活躍しているが、持って生まれた何かがあるのだろう。

 アドマイヤオーラは今日も馬体重が減っていてギリギリに見えたが、道中フサイチをマークしすぎて追出しが遅れたようだ。残り二百あたりから末を伸ばしてきたが、時既に遅しで何とか3着に食い込むのがやっとだった。末脚の切れもそれ程目立つものではなく、微妙に距離が長いのだと思う。
秋には菊より天皇賞を目指したほうがいいと思うのだが…。

 サンツェッペリンはパドックからテンションが上がっていて心配したが、レースでは上手く2番手追走で折合っていたので、直線でアサクサを交わせると見ていたが、逆に突き放されたのはやはり距離適性だろう。この馬も菊花賞よりは秋の天皇賞が向いていると見ているが…。

 フサイチホウオーは一体どうしたのだろう。確かに向正面では掛かる面があったが、それ程影響したようには見えなかった。仕上げに問題があったのだろうか? ダイワスカーレットの熱発が仕上げに微妙に影響したのでは…。関係者のコメントが気になるところだ。

 ヴィクトリーは予想でもポカがあるかもと書いたが、スタートで出遅れ後から2番手の競馬ではどうしようもない。皐月賞回顧でも、ダービーはカツハルではダメだと書いたが、その通りになってしまった。菊花賞ではコーセイに乗ってもらいたいものだ。

 終ってみればウオッカ以外は皐月賞組が上位に来ている。トライアル組ではインを突いて伸びてきたゴールデンダリアの6着が最高である。秋に期待を抱かせた馬は晩成型のドリームジャーニーとアサクサキングスの2頭である。


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