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【株戦記】 上値の重たい展開か? [株]

今週の市場

 日経平均は火曜日に終値で18,000円を超えたが、長期金利上昇を受けて下落した米国市場の影響で週末大きく下落した。
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                    週末値      前週比
日経225         17,779          -179
日経JQ            2,053          -   6

NYDOW         13,424          -244
NASDAQ           2,573          - 40
CMEN225      17,950          -100
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 業種別では保険、鉱業などが上昇し、不動産、電力・ガス、情報・通信などが下落した。国内金利も上昇し、借入金の多い業種に下げが目立つのは当然のことだが。
個別に上げが目立ったのは低位株である。太平洋海運が55%、富士興産が81%、東亜建設工業が41%各々週間で上昇した。主力株で目立ったのはUAEで大型プロジェクトを受注した丸紅が上場来高値を更新し、コマツも同様に上場来高値を更新した。
一方、介護保険事業者としての更新にストップをかけられたグッドウィルが週間で25%下げ、上場来安値を更新した。また、5月の既存店売上高マイナスを嫌気されたポイントが週間で14%下げた。グッドウィルが廃業になれば、利用者が増えると連想されるケア21は31%、ツクイは28%週間で上昇した。

米国市場かDOW、NASDAQとも火曜日から3日続落し、週末金利高一服で反発した。個別にはウオルマートが上昇し、アルコア、IBMが下落した。


来週の主なスケジュール
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国内
  11日  GDP改定値(1-3月)
  14日  日銀金融政策決定会合
  15日  日銀金融経済月報(6月)
        会社四季報夏号発売

海外
  13日 (米)地区連銀経済報告
        (米)小売売上(5月)
  14日  (米)卸売物価(5月)
        (米)FRB住宅ローン問題公聴会
  15日 (米)消費者物価(5月)
        (米)鉱工業生産及び設備稼働率(5月)
        (米)ミシガン大学消費者信頼感指数(6月)
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来週の展望と投資スタンス
 国内に目立ったイベントがなく、米国での経済指標発表に一喜一憂する展開になるだろうが、基本的に上値を狙うような勢いがないので、頭の重たい展開になるのではと思う。

注目しているのは米国でのサブプライムローン問題である。サブプライムローン延滞率が発表されるのとFRBによる公聴会が開催されるので、米国景気の先行き、特に個人消費の先行きを占う上で重視している。恐らく延滞率は上昇していると思われるので、市場がどう判断するか気になるところである。
また、テキサスインスツルメンツが中間業績報告を11日に発表するので注目している。

投資スタンスは中立で、どちらかと言うと見送りでいきたい。

 


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