神戸新聞杯 予想

　今年から菊の距離により近い二千四百に延びた。これで益々ダービーと関連の深いレースになっていくだろう。

　果たしてどの馬がハナを切るのだろうか。ゴールドキリシマ、ホクトスルタン、ヴィクトリー、アサクサキングスなどがその気になれば逃げれる馬だ。出遅れなければ持っているスピードの違いでヴィクトリーが逃げるのではないかと見ているのだが…。

　そのヴィクトリーを本命にしたい。春は調教もまともにできないような気性の幼さを見せていたが、精神面も成長したようでパワーアップを感じさせる調教を披露している。馬インフルエンザのせいで帰厩が遅れたが、調教内容を見る限り影響はほとんどなさそうだ。
レースに行って気難しさを出さなければの条件は付くが、付きっ切りで仕上げているコーセイの騎乗なのでカツハルよりは信頼していいと思っている。リンカーンの下なので距離も心配ないし、成長力も期待できるので、ここはキッチリと勝って菊に向いたいところだ。

　対抗はユタカのドリームジャーニーにする。血統的にも秋になればと期待していた馬だ。エビショーから馬の切味を引き出すのが上手いユタカへの乗り替わりもプラス材料である。肝心の調子も馬体を大きく見せて好調のようである。
先行馬有利の阪神マイル半であるが、ユタカなら脚を計るような乗り方はしても、脚を余すような乗り方はしないだろう。

　フサイチホウオーは早めの帰厩でビッシリと乗られ状態は文句なしのようだが、心配しているのは早熟型の多い母系の血統である。成長力に不安があると見ているので、もしかしたら意外な凡走もと思っている。それでもこのメンバーなら単穴以下には落とせないだろう。ジャングルポケット産駒は今年が初年度なので成長力が如何ほどのものか、タスカータソルテも含めて注目している。

　上り馬のアドマイヤミリオンにも注目している。ミスプロ系の米国二冠馬ウォーエンブレムにトニービンの肌なら距離も心配ないし、ダートより芝でこその馬だと思う。

　その他では調教ピッチが上がっていないようだが、出してくる以上走れる態勢にあると見てヒラボクロイヤルの渋太さに注目したい。

まとめると

　　　　　◎　　ヴィクトリー
　　　　　○　　ドリームジャーニー
　　　　　▲　　フサイチホウオー
　　　　　△　　アドマイヤミリオン
　　　　　△　　ヒラボクロイヤル

馬券はヴィクトリーを軸にした馬連・３連単を少々。