府中牝馬S 回顧 [競馬]
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レース結果 天候;曇 馬場;良
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1 △ デアリングハート 1:45.4 3F 34.3
2 △ アサヒライジング 1 3/4
3 ◎ アドマイヤキッス 3/4
4 ▲ ディアデラノビア 1/2
5 ○ タイキマドレーヌ クビ
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馬券 シルシを打った馬が全て載っているのに…ナントモ…!
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絶好のスタートを決めたのはヤマニンベルメイユだったが、すぐにユキノマーメイドがハナを奪う。アサヒライジングは3番手につけ、4番手にデアリングハート、中団にディアデラノビア、タイキマドレーヌ、アドマイヤキッスが続き、最後方に芦毛のヤマニンアラバスタの並びとなった。
逃げるユキノマーメイドのペースは3ハロン35.1、1000通過が59.3の平均的ラップを刻んで、前3頭が4番手のデアリングハート以下を引き離して3コーナーを回る。ここからペースが上がり、4番手以下が先頭グループに取り付き4コーナーを回る。
残り400でアサヒライジングが満を持して先頭に立つ。直後にデアリングハート、インに進路を取ったディアデアラノビア、インから外目に持ち出したアドマイヤキッスがアサヒライジングを追う。
残り100を切って、デアリングハートがアサヒライジングを交わして先頭に立ち、約1馬身半ほど抜け出してゴール。アドマイヤキッスもいい脚で追い込んできたが、アサヒライジングを捉えきれずの3着、一旦3番手に上がったディアデラノビアはゴール前垂れての4着。タイキマドレーヌは直線入口では置かれ気味だったが、エンジンがかかった直線中ほどから脚を伸ばしたが5着まで。
デアリングハートは昨年に続いての勝利で、終始アサヒライジングを前に置いてゴール前できっちりと捉えるシンジの巧騎乗だった。先頭集団につけて、上がり3ハロン33秒台で走られては、後ろから行く馬には如何ともし難い。次はエリザベスに行くみたいだが、さすがに距離が長いと思うのだが。
アサヒライジングは乗り替りが心配されたが、キタムラが上手く乗り、ゴール前まで粘っていたものの、最後はSS産駒の瞬発力に屈した。次は乗り慣れたヨシトミでエリザベスに向かうと思うが、ハイレベルの3歳馬には分が悪いような感じがする。
アドマイヤキッスは直線の脚には鋭さがあったが、位置取りが後ろ過ぎたようだ。コーセイの騎乗ミスと言ってもいいだろう。血統的な母系の底力不足が力勝負になる府中コースも向いていないようだ。
軽いスピード勝負で一瞬の切れ味が活きるローカルの平坦コースが合っているのかも…。
ディアデラノビアはどうしても最後の詰めが甘い。今日も直線一瞬いい伸びを見せたのだが、最後には歩いてしまう。上手く嵌れば京都牝馬Sのようになるのだろうが、脚の使い所が難しい馬だ。距離が延びて、淀の2200になれば5歳牝馬の中ではデアリングハートより高く評価していいと思うのだが...。
タイキマドレーヌは少し反応が鈍い所があるのか、気を抜くのか、初めての重賞でペースに戸惑ったのか、レースが終わってからいい脚で突っ込んできた。能力は高そうなので精神面さえしっかりすれば、何れ重賞で穴を開けそうな気もするが...。
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