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ステイヤーズS 回顧 [競馬]

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レース結果                 天候;晴   馬場;良
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    1   マキハタサイボーグ   3:44.9    3F 35.9
    2 ◎ ネヴァブション       3/4
    3   アドマイヤモナーク      1
    4 ○ トウカイトリック       クビ
    5   メジロトンキニーズ     10
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馬券 惨敗…!
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 ハナを奪ったのは内枠を利してアドマイヤグローリで、2番手にワンダースティーヴ、ゴーウィズウィンド、チェストウィングが続き、中団にトウカイトリック、アドマイヤモナーク、ネヴァブション、マキハタサイボーグ、少し離れて後方3番手にエーシンダードマン、殿からメジロトンキニーズの並びとなった。
アドマイヤグローリのペースは前半の1200が1分17秒0と超スローペースで、2周目に入っていくとショートローブスが先頭に立ち、リキアイサイレンスも掛かり気味に上がってきた。中半の1200は1分14秒9と少しペースがあがり3コーナーにかかると、マキハタサイボーグ、ネヴァブション、アドマイヤモナークの3頭が外を回って上がっていき、4コーナーを3頭が並んで回る。
 直線マキハタサイボーグが先頭に立ち、内からネヴァブションが差をツメようとするが意外と渋太く逆にゴール寸前では突き放される感じだ。トウカイトリックは直線伸びてきたが3着のアドマイヤモナークにクビ差まで迫るのがやっとだった。

 千二毎のラップは1分17秒0、1分14秒9、1分13秒0と2周目の向う正面中程からピッチが上がって先行勢には辛い流れだった。

 断然人気のトウカイトリックが4着に敗れたが、いわゆる2走ボケと言うやつだろう。勝負所で捲ってきたネヴァブション、マキハタサイボーグに外から蓋をされるような形になり、一瞬置かれてしまったのが痛かった。肝心な所で馬の反応がイマイチだったのもあるが、ルメールの騎乗にいつものキレが無いようにも感じた。

 勝ったマキハタサイボーグは3コーナーからのロングスパートが嵌った感じだ。休み明けを叩き3戦目の走り頃だったことも幸いした。父メジロブライトも菊3着の後、このレースを圧勝して春の盾に向けて弾みをつけたが、さすがに父と同様なことは無理だろう。

 2着のネヴァブションはマキハタサイボーグの内に入った時は差し切れると見ていたが、差を詰めてはいるもののゴール直前ではマキハタサイボーグに差し返されていたとこを見ると、距離が長すぎたようだ。叩き3戦目でようやくこの馬らしさが戻ってきたようなので、有馬に出られるようなことがあれば得意の二千五百なので穴に狙ってみたいところだ。

 アドマイヤモナークもマキハタサイボーグと一緒に捲って行ったが、直線では突き放されてしまった。3ヶ月の休み明けのレースであるから仕方が無いことだろう。長距離ではこれからもそこそこの競馬をするだろうが重賞を勝つまではどうかと思う。

 3歳のエーシンダードマンは終始後からの競馬で、ピッチが上がった3コーナー手前で更に置かれてしまうようでは勝負にならない。勝馬から1秒4も離された7着では、菊4着のレベルが疑われる。やはり、3歳牡馬陣のレベルは低いと見て差し支えないだろう。

 ここのとこ固かったステイヤーズSだが今年は大荒れ。やっぱり暮れの中山に相応しいのは波乱の長距離戦だ。有馬も荒れそうな予感が…?


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