鳴尾記念 回顧

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レース結果     　　　　　　　　        天候；晴　　　馬場；良
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　　　　１　△　ハイアーゲーム　　　　　1:47.5　　　3F 34.2
　　　　２　　　 エイシンデピュティ　　　  ハナ
　　　　３　△　アドマイヤフジ　　　　　   クビ
　　　　３　◎　アドマイヤオーラ　　　　  同着
　　　　５　　　 オースミグラスワン　　　  クビ
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馬券　無理やり無印にしたエイシンに謝罪します…
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　土曜日は講演会２件ハシゴでバタバタしていたこともありレース録画を忘れてしまった。で、youtubeにアップされていたレース映像とJRAのビデオを見てこの回顧を書いている。

　大方の予想通りエイシンデピュティがハナに立ち、レインダンス、フィールドベア、ハイアーゲーム、クランエンブレムと続いた。後ろから行くと思われたドリームジャーニーが中団で、その後にアドマイヤフジ、アドマイヤオーラで、殿から２２ヶ月ぶりのサクラセンチュリーの並びとなった。
エイシンのペースは３ハロン35.9、１０００通過が61.0とこれまた予想通りのスローで、２番手のクランエンブレムを引き付けながら、４コーナーを回り直線に向いた。

　逃込みを図るエイシンをレインダンスが追う。アドマイヤの２頭は外から追込みの態勢に入る。残り２００でレインダンスを振切ったかに見えたところ、何とインでジッとしていたハイアーゲームが伸びてきてエイシンに並んだところがゴールで、写真の結果ハナ差替わっていた。

　外から伸びてきたアドマイヤオーラとアドマイヤフジはクビ届かず３着同着であった。驚いたのはユーイチのオオスミグラスワンだ。直線入口でインに行こうとしたが空いてないので、外に持ち出して大外からすごい伸び脚だったが、アドマイヤオーラにクビ届かずの５着。スンナリだったら勝っていたかもと思える内容であった。

　それにしても３歳世代はだらしない。アドマイヤオーラ、ドリームジャーニー、レインダンスと一線級の３歳馬がこの程度の古馬陣に勝てないようでは、中長距離のＧⅠを取れる馬が出てこないような気がする。ディープ世代もディープ以外は弱い世代だが、現３歳世代はそれ以上に弱いのかも。

　アドマイヤオーラは＋１６Ｋで成長分を見込んでも少し重かったかも知れないが、レースでは行き脚が悪く置かれ気味だったところを見ると、仕上げが十分でなかったようだ。上りは33.5の末脚を見せているので道中のモタモタが無ければ勝ち負けだったと思う。

　ハイアーゲームは復調すればこのメンバーでは力が違うと言うことだ。あまり得意でない右回りで勝ったのは意義がある。馬体がパンとしてレースを使い込めるようになればＧⅡの中長距離戦でもいい勝負ができるだろう。有馬にも登録があるようだがさすがに荷が重いと思う。来年のＡＪＣＣや目黒記念辺りで勝てるのでは。

　エイシンデピュティは勝てたレースだったが、足許をハイアーゲームに掬われてしまった。鋭い脚が無いので接戦になると決め手のある馬にやられてしまう。距離も千八はギリギリでマイル以下のほうが良さそうに思う。

　アドマイヤフジも休み明けの割には好走したが、何故かこの後重賞を勝てるような気がしない。むしろオースミグラスワンは完全に復調したようなので期待できるかも。

　ドリームジャーニーは菊の疲れが抜けていなかったと解釈するしかない。いくら展開が向かなかったとしても0.3差の７着ではＧⅠ馬として情けない。熱発明けのレインダンスにも負けているようでは…先が…。