共同通信杯 予想 [競馬]
2週続けて雪のため開催が中止になるのは初めてのことと思っていたら、どうも1987年にもあったらしい。1987年と言えばメリーナイスがダービーを勝った年であるが、2週連続中止については思い出せない。ナリタブライアン、エルコンドルパサーの共同通信杯は雪だったような記憶があるのだが…。
馬柱を見てやけにミスプロ系産駒が多いなと思い注意深く見たら母系も含めると何と8頭もいるではないか。一方、サンデー系も母系を含めると同じく8頭もいる。父母系ともミスプロ系、サンデー系のどちらの血も入っていないのはシングンリターンズとホッカイカンテイの2頭だけである。サンデー系が多いのは毎度のことなので驚かないが、ミスプロ系がここまで勢力を伸ばしてきているのにはビックリである。キングカメハメハ、アルカセッド、ルールオブローなどの芝適性のあるミスプロ系産駒が今年の2歳戦からデビューしてくるので、来年のクラッシク戦線では更に多くなりそうだ。
馬場状態が気になる。明日は朝から晴れる予報だが日中の気温は低く乾きが遅いので稍重程度までしか回復しないと見て、推定タイムは1分48秒台後半か。逃げて勝ってきた馬が数頭いるので、ハナ争いは結構厳しいのではと見ているが、向う正面で隊列が決まってしまえば流れが落ち着いて平均ペースになるのではないかと思う。
このメンバーならラジオNIKKEI杯1,2着の2頭が数歩リードしていると考えるのが普通だと思うが、今年に限ってはどうもシックリとこない。5着のマイネルファルケが京成杯でマイネルチャールズから2馬身以上離された7着に敗れていることからもレース自体のレベルに疑問があるからだ。敢えて選べばアンカツが絶賛しているサダムイダテンのほうが距離、コースとも合いそうなのでサブジェクトより上位に評価し、アンカツの腕も加味して単穴にしたい。
本命に押したいのはショウナンアルバだ。父はミスプロ系のウォーエンブレム。米国クラッシク2冠馬だが、種牡馬としての能力に問題があり産駒は少ない。今のところクランエンブレムが代表産駒であるが、他も少ない産駒にしては結構勝ちあがっているのだ。母系もヌレイフ系で半姉にショウナンタレントがいる。しかも、前走休み明けで+20Kでも外枠から強引な逃げで押切ってしまったところに素質の片鱗が見えるような気がする。2走ボケの心配もあるが、底を見せていない魅力に賭けてみたい。
対抗は時計のかかる馬場が最適と思われるホッカイカンティにする。父パラダイスクリークだからスピード競馬では用は無いが、幸いに雪解け後の湿りがちの馬場であれば、先行しての粘り込みに期待が持てる。
ゴールドアリユール産駒の2頭では左回りに課題はあるがタケミカヅチのほうが能力は高いと見て連下にする。サブジェクトも前走のような競馬ができれば圏内であると見てヒモに取りたい。
まとめると
◎ ショウナンアルバ
○ ホッカイカンティ
▲ サダムイダテン
△ タケミカヅチ
△ サブジェクト
馬券だが3歳戦は弥生賞までは買わないことにしているのでパス。
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