スプリングＳ 回顧

勝馬の父はロベルト系（タニノギムレット）、２着馬のＢＭＳもロベルト系（リアルシャダイ）。３歳春はロベルト系を狙い続ければ高配当にありつけると言う事だ。

レース結果     　　　　　　　              天候；　　　馬場；良
-----------------------------------------------------------
　　　　　　○　スマイルジャック　　　　　1:48.9　　　3F 35.6
　　　　　　　　 フローテーション　　　　　  クビ
　　　　　　◎　ショウナンアルバ　　　　　１ 1/2
　　　　　　△　アサクサダンディ　　　　　 クビ
　　　　　　▲　アルカザン　　　　　　　　  クビ
-----------------------------------------------------------
馬券　ノリが余計なことを…  

ラップは３Ｆ36.3、４Ｆ48.3と平均ペースだが、１２００通過が１分１３秒３とペースダウンしている。全体として先に行った馬に有利な展開であった。

かかったショウナンアルバを先にやり２番手から直線早めに先頭に立ち押し切る中山千八の必勝パターンで重賞初制覇のスマイルジャックはこれで皐月賞の出走権を確保した。ただ、－１０Ｋの馬体が示すようにこのレースがピークのような気がする。皐月賞まで調子を維持するのは厳しいと思うが、距離延びても何ら問題のない血統なので先々も期待できる馬である。むしろ府中でこその馬だと見ているのだが…。

中団でジッとしてインピッタリの経済コースを通り直線スルスルと上がってきてクビ差まで迫ったフローテーションはノリの思い切った戦法が上手く嵌ったと言うことだろう。皐月賞の出走権を確保したが、この馬も－１０Ｋでキッチリと仕上がっていたのでこれ以上の昇り目はどうだろうか？

ペースが落ちた時アタマを上げて酷いかかり方をしたショウナンアルバは先頭に立ってからはスムーズな競馬だったが、さすがに直線は脚にオツリがなかった。それでも渋太く粘って３着を確保したのは、この馬の能力の高さだろう。折り合いに難がある馬は素質があっても大成できないことが多いのは心配ではあるが、厩舎関係者の努力で何とかして貰いたい物だ。まあ、本番の皐月賞はペースが速くなると思うので今日の様に極端にかかることはないと思うのだが…。

中団の馬群の中にいたアサクサダンディは上手く馬群を捌けず追い込んで届かず４着で惜しくも皐月賞の出走権を逃した。脚を余した感じだ。ダービーを目指して再チャレンジして貰いたい。

中山コース適性が疑問視されたアルカザンはいつに無く前目の競馬だったが、直線は思うように伸びなかった。それでも勝馬とそれほど差の無い競馬をしているので、皐月賞には出れない
のは残念だが、ダービー、先々の菊花賞では期待できる１頭だと見ている。

ドリームシグナルは好位から競馬だったが直線モタついていたところを見ると、距離が少し長いのかも知れない。NHKマイルに目標を切替えたほうがいいのかも…。

ウチパクと初コンビのレインボーペガサスは馬群の中で何もできず終わってしまった。手が合わないのか、慎重に乗り過ぎたのかわからないが、やはりペリエのようにはいかないようだ。
ただ、このままで終わるような馬ではないと思うので、人気が落ちる皐月賞では恐い１頭である。

今日は先行できなかったレッツゴーキリシマは後方のままで惨敗したが、本番の皐月賞では前目で勝負を賭けると思うのでマークして置きたい。

毎日杯を残しているが、皐月賞のメンバーはほぼ確定した。「２００８年クラシック三冠予想」で指名した２頭は無事ゲートインできそうだ。

タグ：スプリングＳ スマイルジャック 皐月賞