日経賞 回顧 [競馬]
GⅠ馬の格の違いを見せ付けたレースであった。59Kを背負っての勝利は1967年スピードシンボリ以来の快挙でもある。
レース結果 天候; 馬場;良
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◎ マツリダゴッホ 2:32.7 3F 35.6
▲ トウショウナイト 3
△ アドマイヤモナーク 1 3/4
コスモバルク 1 3/4
ブラックタイド ハナ
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馬券 馬単&3連単 カタイ…当たっても感激薄いヨーン
ハナを切ったのは予想通りヨイチサウスであったが、正面スタンド前でシルクフェーマスが掛かったのか先頭にでて、後続を引離して逃げた。ラップは1000通過が推定で61.8とこのクラスにしては平均より若干遅めのペースだった。
早々と4番手に付けたマツリダゴッホは3コーナー過ぎあたりからピッチを上げ4コーナーで先頭に立ち、直線ちょっと気合を入れると、後続をあっという間に引離してゴール前は押える余裕の勝利。59Kの斤量も関係なく1頭だけ違う競馬をしているようだった。この後は香港のクイーンエリザベスⅡCから欧州遠征の予定らしいが、宝塚への参戦も考えて貰いたい物だ。暑い阪神は国枝師に嫌われているようだが…。
マツリダゴッホをマークしたトウショウナイトは3コーナーからの捲りに付いていけず置かれたが、直線で2番手に上がってきて流れこんだ。このレースは4回走って2着が3回と言う珍しい記録も作った。次は昨年5着の天皇賞のようだが、7歳の今年はかなり厳しいレースになると思う。
後方からの競馬になったアドマイヤモナークは直線馬群の中から何とか抜出して3着に食い込んだが、もう少し前目に出してレースをしていたらと思わずにはいられない。やはり、アンカツでないとこの馬の良さは引出せないのかも知れない。
期待したココナッツパンチは+14Kの馬体で太め感はなかった。中団につけたがペースが上がった3コーナーから置かれ気味で、直線もいいとこ無く勝馬から10馬身以上離された8着は、久し振りで息がもたなかったのだろう。次の変わり身を見せるだろうが、レベルの低い4歳世代なので過度の期待はしないほうがいいかも?
タスカータソルテも中山コースは合わないこともあるが力不足は歴然である。新潟大賞典あたりを目標にしたほうが良さそうだ。
春の天皇賞で格好がつくような馬は見当たらなかった。4歳世代のレベルの低さが浮き彫りになったのは何とも寂しい限りである。
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