【株戦記】 誰もいない?新興市場こそ狙い目…!? [株]
今週の市場
日経平均は3日続落の10日木曜日に13000円割れしたが、週を通してみると行ってこいだった。
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週末値 前週比
Nikkei225 13,323 30
NikkeiJQ 1,443 - 18
Mothers 594 - 20
Dow30 12,325 -284
Nasdaq 2,290 - 80
CMEN225 13,055 -265
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日経平均は7日月曜日こそ上昇したが、外部環境の影響やSQを意識した先物主導で8日から3日続落した後、11日金曜日に売られ過ぎを意識した押目買いなどで378円高と反発し週足で陽線となった。これで週足は4週連続の陽線となった。オプションSQ値は13129円であった。
3月17日の安値から回復基調が続く日経平均に対し、新興市場は戻りが鈍く週足ベースでは揉みあい状態である。マザーズ、ジャスダック市場とも出来高も小さく、主体となる個人投資家が模様眺めをしているような感じだ。
業種別では卸売、鉱業、石油・石炭などの商品市況関連が上昇し、証券・商品先物、その他金融、銀行などの金融セクターが下落した。
今週も手を出しにくい相場展開であった。狙っている銘柄の株価は買うにも売るにも中途半端な水準のため、結局模様眺めに終始した。
来週の主なスケジュール
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国内
17日 3月日本製半導体製造装置BBレシオ
海外
14日 3月小売売上高(米)
16日 3月消費者物価指数(米)
ベージュブック(米)
17日 3月北米製半導体製造装置BBレシオ
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来週の展望と投資スタンス
来週は米国で重要な経済指標の発表が目白押しである。また、米国企業の1-3月期決算発表も多い。15日はインテル、16日にはIBM、JPモルガン&チェース、17日にはメリルリンチ、グーグル、18日にはキャタピラー、シティGと金融とテクノロジーの主要企業の発表があるので目が離せない。米国企業の決算では直近の4半期の数字が悪化していることは織込み済で、むしろ次の4半期の見通しが株価を左右することになると見ている。
日本企業の決算発表は21日の週から本格化するが、一部の会社は見通しを事前に発表するのでこれまた注意を要する。
CMEが大証比305円安で戻ってきているので週初はかなり安く始まるだろうが、売りは続かないよう気がする。逆日歩がついている銘柄も多く売る株が不足しているので、余程のことがない限り切り返して来ると見ている。「逆日歩に買い無し」との格言もあるので買いも続かないと想定していたほうがいいかも…。
来週は日米で半導体製造装置BBレシオが発表される。10日の日経に東京エレクトロンの1-3月期受注高が1600億円(半導体製造装置;1000億円、FPD製造装置;600億円)で4-6月期の見通しが1600億円と出ていた。この記事から判断すると4-6月期まで底の状態が続き、回復が期待できるのは今年の後半になるのではないかと思っている。
株価は半年ほど先行するので、半導体製造装置関連は悪材料が出て株価が大きく下がれば買いで行きたいと思っている。市場参加者もほぼ同じ考えだと思うのであまり下がらないような気もするが…。
他では騰落レシオが79%のマザーズ市場の銘柄に特に注目したい。売られ過ぎゾーンに入っているので見直し買いが入る可能性があると思うのだが…。
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