ヴィクトリアマイル 回顧

ＧⅠにしては平凡なレースで、今日の上位メンバーではダイワスカーレットには逆立ちしても勝てないだろう。

レース結果     　　　　　　　　         天候；　　　馬場；良
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　　　　　　 エイジアンウインズ　　　1:33.7 　　　3F 33.7
　　　　○　ウオッカ　　　　　　　　    ３／４
　　　　◎　ブルーメンブラット　　　   ハナ
　　　　　　 ヤマニンメルベイユ　　　 ３ 1/2
　　　　　　 ニシノマナムスメ　　　　  ハナ
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馬券　絶不調…  何とかして貰いたいｗ

逃げたのは何とピンクカメオ。ラップは３Ｆ35.7、４Ｆ47.9、千通過がジャスト１分とまさに“亀”のような超スロー。後半４Ｆが45.8で上がりの瞬発力の勝負になった。ウオッカ以外は前々で競馬した馬が上位に来たように、前残りのレースといっていいだろう。レースレベルは時計も内容も相当低いので、上位に来た馬がこれからの牡馬との戦いや牝馬のＧⅠで活躍できるかは甚だ疑問である。

３連勝でＧⅠタイトルを獲得したシンジのエイジアンウインズは下馬評ではハナを切ると見られていたが、好位の馬群の中で折合いをつけ、坂を上がってから追出されるとスッと馬群を抜出し、残り１００で先に抜出したブルーメンブラットを交わしてゴール。サンデー系×ダンチヒ系の配合らしく瞬発力勝負に強い面を上手く引出したシンジの好騎乗であったが、それほど切れる脚という感じではない。他の馬の凡走に助けられたと見ていいのでは…。マイルよりもう少し距離伸びたほうがいいような感じはするが、上がりの速くなる淀の二千二百では苦戦しそうだ。

京都記念からは－１６Ｋのウオッカはどう見ても急仕上げだろう。向正面ではやや後目の位置取りだったが、４コーナーでは勝馬の直後まで上がってきていた。直線外に持出して、残り４００あたりから追出されるとグーンと伸びてきたが、最後は勝馬と同じ脚色になり並ぶことさえ出来なかった。本調子ではないとは言え、直線の末脚には物足りなさが残った。やはり父系から懸念される４歳になってからの成長力がないのでは…。

期待したブルーメンブラットは道中勝馬の後につけていたが、直線は上手くインに潜りこみ先に抜出して逃込みを計ったが、ゴール前で交されてしまった。ロスも不利もなく最高の競馬をしてこの結果だから、やはりこの馬にとってマイルは１００ｍほど長いのかもしれない。

２番人気に支持されたニシノマナムスメは３番手からの競馬だったが追ってからの伸びが今ひとつ。瞬発力勝負は分が悪そうだが、＋１０Ｋの馬体重の影響もあったのかも。前半が速く流れスタミナ勝負になれば違う結果になったとは思うし、血統的に成長力もありそうなので秋にはの期待はある。

アンカツのジョリーダンスも瞬発力不足に泣いた。前々の競馬で、直線でニシノマナムスメに前をカットされる不利はあったが、馬群の中のままであった。ダンスインザダーク産駒なのでスタミナ勝負に持ち込むためにも、もう少し積極的に前に行ってもらいたかった。

予想通り凡走したと言うか、馬場を回ってきただけのベッラレイアは一叩きしてどこまで変わってくるかだろう。本調子に戻るにはまだまだ時間がかかりそうな気もするが、数少ないナリタトップロード産駒なので頑張って貰いたいものだ。

 

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