【株戦記】 夏休みモードで閑散に売り無しか? [株]
今週の市場
日経平均は月足が陰線となり、週末に下落する魔の金曜日は7週連続となった。
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週末値 前週比
Nikkei225 13,094 -240
NikkeiJQ 1,443 - 14
Mothers 496 - 22
Dow30 11,326 - 44
Nasdaq 2,310 0
CMEN225 13,105 -405
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相変わらず米国市場のミラー相場であったが、特に機械や輸送用機器などの下げが目に付いた。コマツや日立建機などは週間で15%以上下落し、トヨタ系の日野自動車、トヨタ紡織、東海理化などの下げも大きかった。任天堂、NECはストップ安まで売られる場面もあった。
マザーズ指数は4日続落し、週末の終値は再び500ポイントを割った。取引高も低水準で市場の存在意義を疑る記事も散見される始末である。
半導体関連銘柄の指標であるフィラデルフィア半導体指数(SOXX)は28日ザラ場で330ポイントの年初来安値を更新し、8月1日には終値でも年初来安値を更新した。現在の水準は2003年4月以来である。
発表された決算をザーッと目を通したところ概ね想定通りであったが、市場の評価は厳しく通期下方修正があると容赦なく売られる。株価は減益決算を既に織込んでいると見ていたが甘かった。
来週の主なスケジュール
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国内
07日 6月機械受注
7月携帯電話契約純増数
08日 オプションSQ
海外
05日 7月ISM非製造業景気指数
FOMC
07日 全米プロ(Oakland Hills CC,Michigan)
08日 北京オリンピック開幕(~24日)
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来週の展望と投資スタンス
夏休みに入っている人もいるので市場は徐々に閑散としてくるような気がする。「閑散に売り無し」の格言もあるので意外と堅調な展開になると見ている。決算発表も相次ぐが、来週はソフトバンク(5日)、東京エレクトロン(8日)に注目している。7日には7月の携帯電話契約純増数が発表されるので、話題のアイフォーン販売動向にも注目している。
米国ではAIG、フレディマック、MBIAなどの決算が発表されるが、来週はむしろ欧州系の銀行の決算に注目したい。HSBC、ソシエテジェネラル、BNPバリバ、バークレイズなどである。
投資スタンスは中立を維持したい。決算発表が終るまでは出来るだけ手を出さないようにしようと考えている。真夏日、熱帯夜の連続のせいか思考回路もオーバーヒート気味なので、高原の涼しい所や鍾乳洞を巡る小旅行を予定している。株価を見ないで過ごせるのと言われると自信は無いが…。
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