エリザベス女王杯 予想

晩秋の京都、明日は雨の予報だ。細かい雨が降ったり止んだりの“北山時雨”の走りかも…。降雨量もそれ程多くはないようなので、馬場は悪化しても稍重程度でなかろうか…。

コスモプラチナ、ビエンナーレあたりが逃げるようだが、どちらが行くにしてもスローは必至だと思う。３番手にカワカミプリンセスでユタカのポルトフィーノはカワカミをマークしながらインの馬群の中で折り合いに専念したいところだろう。３コーナーの下り坂からペースが上り、直線早めに抜出した馬が粘りきるような展開になるのでは…。推定タイムは稍重で２分１２秒の後半か？

世代比較、前哨戦の戦績比較から順当ならカワカミプリンセスが女王の座に最も近いだろう。３歳時に１着で入線しながら進路妨害で降着となった因縁のレースに再び挑戦してきたわけだが、今回のメンバーは当時より格段に強くなっていると見ていいだろう。ウオッカ、ダイワスカーレットの強い４歳世代で、この２頭とそこそこの勝負をしてきたベッラレイアとレインダンスを前哨戦の府中牝馬Ｓで完封しているが、ノリの意表をつく先行策が嵌ったとの見方もある。同じような乗り方をすれば、格好の目標になるので、直線早めに並ばれて潰される可能性のほうが今回は高いと見て評価を下げたい。

主力に推したいのはベッラレイアである。脚質、適性、血統から京都外回りの二千二百はベストだと思う。切れ味を活かせる良馬場が理想だが、稍重程度までなら能力減はほとんどないと思う。

相手も強い世代のもう１頭であるレインダンスだ。今年は不振だったが、前走に復活の兆しが見えた。ヤネのコーシローも意地を見せて欲しい。有力馬のカワカミとリトルアマポーラを降ろされた屈辱をここで晴らして貰いたいものだ。内枠を利した、直線イン強襲でアッと言わせる結果を期待したい。

連下には口内炎でカイバが落ちた後遺症が心配であるが、ムードインディゴの成長力と牝馬のユーイチの腕に期待したい。３歳意世代ではこの馬が現時点では最も強く、かつ京都コースにも向いている。もう１頭リトルアマポーラもオークス、秋華賞と重いシルシをつけてきた経緯もあり、叩き２戦目でルメールに乗り替わった今回こその期待もあるので、一応連下に取っておきたい。

　　　　　　

　　　　　　　◎　　ベッラレイア
　　　　　　　○　　レインダンス
　　　　　　　▲　　カワカミプリンセス
　　　　　　　△　　ムードインディゴ
　　　　　　　△　　リトルアマポーラ

馬券は◎○▲ボックス馬連を主力に◎からの３連単にする。

 

タグ：エリザベス女王杯 ベッラレイア