マイルＣＳ　予想：K cube　Lab：SSブログ

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マイルＣＳ　予想　[競馬] [編集]

マイルのＧⅠレースとしては例年よりメンバーに迫力がないように感じるのは気のせいだろうか？　一応ＧⅠ馬が４頭いるがマイルＧⅠを勝っているのは桜花賞馬のキストゥヘヴン、カナダからの遠征馬ラーイズアトーニーの２頭だけである。

ハナを主張したい馬が何頭かいる。内からローレルゲレイロ、マイネルレーニア、コンゴウリキシオーの３頭だが、ブリンカー着用のコンゴウリキシオーが何が何でも行くと見ている。流れは息のつけない平均以上のラップが予想される。推定タイムは例年並みに１分３２秒台中程ではないだろうか。

コンゴウリキシオーがつくる澱みのない流れだと、なし崩し的に脚を使わされて凡走してきたのがスーパーホーネットである。昨年のマイラーズＣ、安田記念、今年の安田記念とコンゴウリキシオーがハナを切ってつくったハロン１１秒台のペースでは、スーパーホーネットの自慢の末脚が封じられているのである。前売り断然一番人気のホーネットであるが、本質はスローの流れでの差しが身上の馬で、底力の問われる平均的に速いペースのレースでは評価を下げていいと見ている。それにロドリゴデトリアーノ産駒は代表産駒エリモエクセルもそうだったようにあまり連勝が出来るタイプではない。このレースはリピーターが活躍する傾向があるので、昨年２着に敬意を表して連下の評価にしておくが、危険な人気馬と見て馬券の対象から外すことも考えていいと思う。

前売り２番人気のカンパニーも淀のマイルがベストとは思えない。外枠になったので後からの競馬になると見ているが、府中の天皇賞のように上手くインを突ければ上位争いに食い込んでくる可能性は無きにしも非ずだが、鞍上ともども今回は信頼性が低いと見たい。掲示板には載るだろうが馬券に絡むようなことは想定しなくともいいように思う。

主力に推したいのはこのレースで良績を残すサンデーサイレンス産駒の生き残りであるマルカシェンクである。前走の富士Ｓでも本命にしたが原因不明の凡走だった。馬体が寂しくなっていたのも気になったが、１９日発表馬体重は５００Kを越えていたので回復したと見ていいだろう。パンとすれば２歳時に連勝し、スーパーホーネットに２馬身以上の差をつけて勝った淀のマイルなら、素質と血統から一変があっても不思議ではない。河内調教師は昨年のアグネスアークでの借りを返すことを密かに狙っているような気がするのだが…。

相手は大外枠であるがエインシドーバーにしたい。ミスプロ系の父にロベルト系の母の父なら、淀のマイル適性がないはずがないし、ＧⅠでも格負けするような血統でもない。安田記念６→３着、マイルＣＳ７→？着だが、昨年のマイルＣＳは安田記念以来休み明けのぶっつけだった。今年はキッチリと一叩きしてこのレースに駒を進めてきた順調さを評価したい。力をつけてきた今ならカンパニーあたりに負ける事はないと思う。

ダークホースもサンデーサイレンス産駒のスズカフェニックスにしたい。この秋３戦して衰えたかなとの印象もあるが、出遅れ、煽るなどスタートでの悪癖が全てであろう。先週スタートで落馬したユタカも２週連続でゲートで下手を打つようなことはないと見て、持っている末脚が爆発する方に賭けてみたい。

先行する馬の中ではローレルゲレイロとスマイルジャックの２頭が粘りこむ可能性があると見ている。ローレルゲレイロは逃げるスタイルになってから成績が安定してきたが、２、３番手追走で流れこむレースも出来るので連下には取っておきたい馬である。

スマイルジャックは菊花賞から一気の距離短縮になるのは気懸かりだが、この馬は折り合い次第なのでマイルの速いペースなら意外と合う可能性もあるかも。まとめて負かせるとしたらＧⅠで戦ってきたこの馬と見て爆弾★の評価にしたい。