ラジオNIKKEI杯2歳S 回顧 [競馬]
今開催で阪神二千は4レース行われているが、ロジユニヴァースの勝ちタイムは最速で、レベルとしては古馬オープンに匹敵する。一躍、クラシックの有力候補に躍り出たと言っていいだろう。
天候; 馬場;良
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◎ ロジユニヴァース 2:01.7 前半3F 35.9 - 4F 48.1
○ リーチザクラウン 4 上り4F 49.8 - 3F 37.5
△ トゥリオンファーレ 1 1/4
マッハヴェロシティ クビ
イグゼキュティヴ 1 1/2
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馬券 予想は完璧でも2歳戦は見るだけ…
予想通りリーチザクラウンの逃げ。1000m通過が59.9と馬場が悪いことを考えるとハイペースといって良いだろう。ハロンラップで13秒台がない澱みのない逃げでは、さすがに直線を向いてからオツリがなかったようで、追っても伸びず最後はバタバタであった。離された2着でもタイムは2分2秒4なのでそれ程悪い内容ではないと思うが、やはり懸念したように一本調子の走りしか出来ない馬のようだ。今後脚質を変えられるかが課題になるが、かなり苦戦するのではないかと思う。ある意味高いレベルでの底が見えたと言っても良いのでは…。
札幌2歳Sをレースレコードで勝ってきたロジユニヴァースの力は本物で+10Kの馬体重が物語るように成長途上の段階にあるようだ。リーチザクラウンの2番手にサッとつけられるレースセンスの良さも目に付いたし、残り200からの末脚も相手が歩いていたとはいえあっという間に4馬身引離したのだから見事なものだ。これでクラッシクロードに乗ったので、弥生賞から皐月賞のローテーションでいいのでは…。
オレハマッテルゼの下になるトゥリオンファーレは中団の前目からの競馬で、4コーナーで先団に取り付き直線を向いたが、ジリジリとしか伸びなかった。リーチザクラウンがバテたため差を詰めたが、それ程見栄えする末脚ではなかったように思う。自己条件に戻って確実に賞金を加算するのが先決だろう。先々は伸びてくる素材だとは思うが…。
オークス馬レディパステル産駒のロードロックスターは3番手追走だったが、4コーナー手前からズルズルと後退していって、先頭から1.7差の6着だった。良血馬なのでもう少し見てみたい気もするが、今日のレースからは期待ハズレの印象が残った。
今開催阪神2000mのタイム
前半 後半
ラジオNIKKEI2歳S 2分1秒7 59.9 61.8
エリカ賞 2分3秒4 62.5 60.9
元町S(古馬1600万下) 2分3秒4 63.4 60.0
ゴールデンブーツT(古馬1000万下) 2分2秒7 62.5 60.2
今年のレースレベルは相当高いと思う。少なくともサクラメガワンダーが勝ちアドマイヤムーンが2着した年と同じくらいの水準だと見ているのだが…。勝馬以外でも掲示板に載った馬は2分2秒台のタイムなので、今後もしばらく注目しておいても損はないと思う。
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