SSブログ

皐月賞 回顧 [競馬]

アンライバルドは桁違いに強かった。それにしても地方競馬出身の騎手は勝負強い。ここまでのGⅠ4鞍でウチパク(フェブラリS)、アンカツ(桜花賞)、そして今回のイワタと3鞍制したことになる。ユタカもノリも温室育ちのひ弱な騎手にに見えてしまう。そう言えばこの二人二世騎手なんだよなぁ~。[soon]

           keiba_yosou27.gif                天候;[晴れ]   馬場;良
-----------------------------------------------------------------------
 [1] △ アンライバルド     1:58.7  前半3F 34.8 - 4F 46.9
 [2]    トライアンフマーチ   1 1/2    上り4F 47.5 - 3F 35.6
 [3]    セイウンワンダー    1/2
 [4]    シェーンヴァルト    2 1/2
 [5]    ベストメンバー     1 1/2
-----------------------------------------------------------------------
馬券  唖然[がく~(落胆した顔)]、呆然[ちっ(怒った顔)]、憮然[ふらふら]… 

またまたカワダが強気に打って出た。昨年の皐月賞、今年の桜花賞、今度はゴールデンチケットで果敢にハナに立った。アーリーロブスト、ミッキーペトラが続き、注目のリーチザクラウンは5番手。ロジユニヴァースは7番手の中団前目で早めに外に持ち出した。アンライバルドは後方の馬群の中で直後にリクエストソングとセイウンワンダー、後方から2番手にフィフスペトル、最後方にトライアンフマーチの並び。

ラップはハロン12秒前後を刻み、1000mが59.1と皐月賞レコードノーリーズンの時より0.1速いハイペース。柏木集保によれば94年の58.8(サクラエイコウオー)に続く史上2番目のハイラップ。

中盤も流れは緩まず先行馬にはキツイ展開で、結局後方で脚を溜めていた馬が上位を占める前崩れのレースになった。上位馬の母系はSaddler's Wells、Lyphard、Helissioとスタミナ色の強いノーザンダンサー系にRobertoと、スピードの持続力と底力の要求されるタフなレースだった。今年の3歳勢はフリーハンディでも近年稀に見るレベルの高さだったが、今日のレースはそれを実証したように思う。皐月賞としては歴代3本の指に入るレベルであったと思う。

父子制覇となったアンライバルドは3コーナー過ぎから外を回って動き、4コーナーではロジユニヴァースの直後まで上がってきた。直線に向くとあっという間に抜出して内に切れ込みながら先頭に立って後続に影も踏ませず押し切った。抜出す時の瞬発力は他馬と次元が違う凄さがあった。少し切れ過ぎの嫌いもあるので、直線の長い府中では脚の使い方が難しいのではと思わせる面も残った。

殿追走から4コーナー大外を回り追込んできたトライアンフマーチが2着にきたが、仕掛けを遅らしたコーシローの判断が上手く嵌った。上り34.4はメンバー中最速だったが、どこまで走ってもアンライバルドを捉えられるような脚ではなかったように思う。一発勝負が決まったレースで、勝ちに行く競馬をすると案外の可能性もあるようにも見えるのだが…。

朝日杯FS馬のセイウンワンダーが前崩れの展開に恵まれたものの3着に来たのには驚いた。朝日杯はレベルが低く、インを突いたイワタの好判断で恵まれた勝利と見ていたが、今日のレース振りを見ると評価を変えざるを得ないように思う。これで弥生賞の惨敗は休み明けの太め残りが原因とはっきりした。サンデー系産駒の一角を崩すとすればロベルト系かミスプロ系と予想で書いたが、ロベルト系でもこの馬は眼中に無かった。府中のマイル半となると距離不安もあるが、ロベルトの3×4と成長力の期待できる血統でもあるので、もしかしたらとの思いは残る。

断然人気のロジユニヴァースはリーチザクラウンを前に見る位置で早めに外に出し絶好の位置取りに見えたが、勝負どころの4コーナーでアラアラの状態で直線は馬群に飲み込まれていった。勝馬から1.9差の14着ではダービーでの挽回も厳しいと思われる。敗因は軽めの追い切りだったにも関わらず-10Kと減っていた馬体重が示す体調面なのか、経験したことのない速い流れに不向きなのか解らないが、このままで終るような馬ではないと思うので陣営の立て直しに期待したい。タイムの速い皐月賞での母系Danzigはマイナス材料と記憶しておきたい。それにしてもノリはGⅠでは運の無い男だ。

リーチザクラウンは先手が取れなかった時点で終っていたと思う。中途半端なレースをしたユタカも“描いていた最悪の展開”と言っているようだが、今のとこ一本調子のレースしかできないこの馬の今後は決して明るくないように思う。早くもダービーでの逃げ宣言をしているようだが、相当恵まれないことには掲示板も難しいのでは…?

今年のダービー馬とも期待しているリクエストソングは1.1差の6着。終始インに閉じ込められ勝負所で動けずじまいで、弥生賞と同様に内枠が堪えたようだ。賞金面でダービー出走に暗雲が垂れ込めているが、何とか青葉賞かプリンシパルSで権利を取って貰いたいものだ。

タフなレースとなった為、今日の上位馬の消耗度は相当のものだと思う。過去1分58秒台の皐月賞の時は、ダービーでの上位馬はゴロッとメンバーが入れ替わっている。皐月賞3着だったタニノギムレットを除いては。その意味でも今年はNHKマイルや青葉賞からダービーに向う馬にもチャンスがあると見ているのだが…。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。