マーメイドＳ 回顧

２歳新馬戦が始りいよいよ夏競馬のシーズンだ。夏競馬はマイネル軍団が穴を開けると見ていたが、同系列のコスモ軍団が大穴をあけた。人魚でも女が好きなのは“ケシの花”より金目の“プラチナ”かぁ～。

             　　　　　天候；　　 馬場；良
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　　　　 コスモプラチナ　　　　　2:00.2　　前半3F 35.7 - 4F 48.1
　　△　ニシノブルームーン　　 1 3/4　　 上り4F 47.7 - 3F 35.7
　　　　 リトルアマポーラ　　　　 ３／４　　　
　　△　ベッラレイア　　　　　　  １／２
　　　　 レッドアゲート　　　　　  クビ
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馬券　　結局パスしました…

レッドアゲートがハナを伺うも、押して内のコスモプラチナが下馬評通り先頭に立った。後続を２馬身ほど離して２コーナーを回る。２番手にレッドアゲート、２馬身ほど離れた３番手がニシノブルームーン、続いて今日は早めの競馬のマイネレーツェルにベッラレイア、ザレマ、リトルアマポーラは中団、ブーケフレグランスが殿の並びとなった。

コスモプラチナは３ハロン目からハロン１２秒台に落としてマイペースの逃げに持ち込み、１０００通過が60.3のスローペース。その後も１２秒台のラップを刻み、４コーナーでは後続を引き付け、直線に入るとスパートしペースを上げて、まんまと逃げ切ってしまった。阪神の内回りコースらしい典型的な前残り競馬であった。シーズン後半の気の抜けたダラけた競馬を見せられたような気分だ。ジョッキーももう少し工夫して欲しいものだが…。

勝ったコスモプラチナはステイゴールド産駒で、コーナー４つある小回りの直線の短いコースで活躍するタイプが多いことから納得できる結果だろう。半年の休み明けだったが、－６Ｋと馬体は仕上がっていたようだ。ローカル専用馬と見ていたが、ハンディに恵まれたことと和田騎手の絶妙なペース配分が、初重賞勝ちに繋がったと見たい。次は札幌のクイーンＳあたりか新潟の新潟記念あたりだと思うが、人気になるタイプではないものの相当恵まれないと馬券にはならないと思う。

３番手から直線インに潜り込んでチョイ差しで２着を確保したニシノブルームーン。こちらのほうが４歳馬で血統的な背景からも伸びシロはありそうだ。賞金も加算できたので、夏から秋のローテーションに余裕ができたのは好材料だ。秋に大バケする可能性を秘めた馬だと見ているが、それでもレベルの高い３歳牝馬勢が参戦してくるレースでは、軽量でも苦戦しそうだ。

GⅠ馬リトルアマポーラは小回りを意識して前に出した競馬だったが、４コーナーで大外に振られてロスがあったのが痛かった。スムースに捌いていれば２着はあっただろう。トップハンディが堪えたのかゴール前では脚色が鈍ったように見えたが、瞬発力タイプではないのでこんなものかもしれない。ただ、これからの牝馬限定レースでも人気になるだろうが、勝ち味の遅さは致命的になりそうな気がする。昨日亡くなったアグネスタキオンの有力後継牝馬としての価値は高いと思うので早めに牧場に返してやったほうがいいのでは…？

１番人気に押し上げられたベッラレイアは余りいいところなく４着に敗れた。少し雨が降った馬場が向かなかったこともあるだろうが、どうも本調子には戻っていないようだ。最近のレースをみていると、どう乗っても勝てそうな雰囲気が感じられない。衰えかな…？

本命に推したマイネレーツェルは＋８Ｋと予想外の馬体重増。細めに映るときのほうが走るステイゴールド産駒なので、この時点で馬券はないなと思った。川田騎手らしく前に出して早めの競馬をしたが、直線は下がるばかりであった。１ハロン距離が長いのかも知れない…。

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