七夕賞 回顧 [競馬]
七夕らしくあわや7-7のぞろ目かと一瞬見えた。エプソムカップのシンゲン、このレースのミヤビランべりは共に強い6歳世代の生き残りである。この2頭とも晩成型血統なので、この世代からまたGⅠ馬がでるかも?
天候; 馬場;良
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○ ミヤベランベリ 2:00.2 前半3F 36.2 - 4F 48.5
アルコセニョーラ 3/4 上り4F 47.1 - 3F 35.3
ホッコーバドウシャ ハナ
トウショウシロッコ クビ
デストラメンテ クビ
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馬券 ゼニをドブに捨てたような予想でした…
ハナに立ったのはドリームフライト、2番手にナイアガラ、3番手にミヤベランベリで外目の馬場の良いコース取りだったが、4番手はポツンと1頭、グラスボンバーが思い切って内ラチ沿いにコースを取った。中団にシャドウゲイト、ホッコーバドウシャでアルコセニョーラは後方から。ドリームフライトのラップは1000m通過が61.1とスローペースで馬群が一塊になって、残り800あたりからペースアップした。
内ラチからの出し抜けを狙ったグラスボンバーが直線一旦先頭に立ったが、外からミヤビランベリとホッコバドーシャが襲い掛かってきて、さらにゴール前ではその間にアルコセニョーラが突っ込んできた。典型的なスローの上がり勝負のレースだったが、コースバイアスから外に持ち出した馬の伸び脚が勝った。内に進路を取ったイケトップガンは一瞬伸びかけるものの、外の馬とのゴール前の脚色の差は歴然としていた。
昨年に続いてこのレースを勝ったミヤビランベリは3番手の好位追走から直線キッチリと抜け出す危なげのないレースであった。このメンバーでは力が一枚上という事だろう。晩生血統でまだまだ成長余地もあると思われるし、距離にも融通性があるし、速い時計への適応力も小倉大賞典で示しているので、秋には大きな所でもそこそこ期待してもいいかもしれない。次は札幌記念のようだが、レベルの高い3歳勢との力関係がどうなるか…。
2着のアルコセニョーラはステイゴールド産駒らしい直線の短い小回り平坦での器用な競馬だったが、どう乗ってもミヤビランべりには勝てそうな雰囲気はないように見えた。ローカルのハンディ戦が稼ぎ場所なので新潟記念でも注目されるだろうが、ハンディも課せられるので昨年のようには行かないように思えるのだが…。
惜しい3着のホッコーバドウシャは春の福島民報杯での好走がダテでないことを示した。道中の追走がスムーズでなかったことが悔やまれるレースであった。恐らく次は小倉記念だと思うが、中日新聞杯(4着)や今日のこのレースから小回り平坦は合っているようなので期待していいかも…。
期待して本命に推したナイアガラは先行して直線入口までは粘っていたもののそこまでであった。スピードも足りないし、距離も足りないように見えたが、能力も頭打ちで完全に成長が止まったのかもしれない。血統面で魅力がある馬なので、もう一花咲かしてもらいたいのだが…無理かも。
カツハルのシャドウゲイトは4コーナーでトウショウシロッコに外に弾かれる不利があって0.3差の7着だが、それにしてもカツハルの消極的な騎乗では馬が可愛そうだ。もう少し強気に早めにスパートして4コーナーで先頭に立つくらいの攻撃的な競馬をしてもらいたいものだ。
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