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有馬記念 予想 [競馬]

ここ10年で8勝している4歳勢の出走が無く、3歳=7頭、5歳=1頭、6歳=5頭、7歳以上=3頭と3歳と6歳勢が主力になる有馬記念史上稀有なレースだ。少し角度を変えてみると、過去の有馬記念で5勝、2着5回、3着8回と席巻してきたサンデーサイレンス最後の世代になる直仔たち対孫たちの戦いとも言えるのではないだろうか?[soon]

テイエムプリキュアの玉砕的逃げも想定できるが、順当ならスピードに優るリーチザクラウンのハナだろう。前に行きそうな馬が多く、行きたがる気性のリーチザクラウンが引っ張るので流れは緩みそうに無い。昨年のダイワスカーレットは1角~2角でペースダウンし息を入れたが、一本調子のリーチザクラウンには無理で淡々と進み、3角からはマツリダゴッホが捲くってくるのとルメール、デムーロの外人騎手も早めに仕掛けてくるので、全体として澱みのない流れとなり、上手くインで脚を溜められる馬の瞬発力と外から持続力のある末脚を使える馬に味方しそうだ。推定タイムは良馬場で2分31秒前後あたりか?

7頭出走してきたレベルが高いと言われている3歳勢が中心視されているようだが、一連の秋の中・長距離戦を見ると古馬の壁にぶち当たり苦戦の様相を呈している。GⅠではレッドディザイアとブエナビスタの牝馬2頭の3着が最高で、GⅡ、Ⅲでもサニーサンデーとフォゲッタブルしか勝てていない。前評判の割には期待外れの感が否めないが、この時期に急成長する可能性も秘めているので、一概に軽視はできないのが悩みどころだ。

古馬は宝塚記念を勝ったドリームジャーニー以外はGⅠでは掲示板にも載らないかGⅡをようやく勝って来たような馬たちである。

レースの性格が敗者復活戦と言ってもいいような近来にない混戦模様なので、手広く行かないと馬券は取れいないだろうが、夢を買うのが有馬なので思い切った予想にしたい。

本命はサンデーサイレンス直仔でこのレース2着2回とコース適性があったマーベラスサンデー産駒のネヴァブションにしたい。昨年も一昨年も出走してくればと密かに狙っていたが、6歳にしてようやく駒を進めてきた。若干臨戦過程に問題があるものの、3年間待たされた思いも込めて頭から行きたい。中山の二千五百ならGⅠ馬とも互角以上に渡り合っているし、大事に使われてきているので消耗も少なくフレッシュである。今日のサンスポの一面に水戸“万助”が本命とデカデカと出ていたが、それでも前売り段階で13番人気だ。中・長距離戦でGⅠ馬6頭(3歳クラシックは除く)輩出している6歳勢の生き残りとして意地を見せてくれることを期待したい。

相手は3歳馬でこのレース連覇しているRoberto系グラスワンダー産駒のセイウンワンダーにしたい。朝日杯、皐月賞とコース実績もあり、菊から直行のローテーションもいい。外目の14番枠とシンジへの乗り替りに不安もあるが、シンジはシルクジャステスでこのレースを勝った時が14番枠だったので大きなマイナスにはならないと見たい。

近走の成績から3歳春がピークの血統かもと言われているアンライバルドも中山コースへの適応力から再評価してダークホースにしたい。スプリングS、皐月賞のレースからコーナーでもスピードが落ちない脚はどう見ても小回りコース向きだ。折り合い面に不安もあるが、インで前に馬を置ける絶好の枠でヤネがデムーロなら何とかしてくれそうだ。

連下の1番手は遅れてきた大物かもしれないミヤビランベリだ。オペラハウスにBMSホリスキーだから重めの血統だが中山金杯や小倉大賞典でスピード競馬にも対応できているのは、母系に流れているテスコボーイの血が影響しているのだろう。混戦になればなるほど切れは無いが持続力のあるこの馬の脚が生きてくるような気がするが、結構穴人気しているようだ。

連下の2番手は本来の末脚勝負に賭けた際のイコピコだろう。前走の鳴尾記念はルメールが前に出す競馬でこの馬の持味を殺してしまったようだ。BMSがJade RobberyなのでGⅠを勝つには血統的底力が足りないと思うが、今年はマンハッタンカフェ差駒に勢いがあるので掲示板の真ん中あたりなら可能性があると見たい。

ドリームジャーニーは昨年4着で昨年以上の順調な臨戦過程なので今年こその期待も膨らむが、年を重ねて着順をアップさせるのは衰えが出てくる5歳秋の馬にとって容易なことではない。ピッチ走法でコーナー6回の小回りコースへの適性は高いので、上手くイン強襲が嵌った際の3着候補として取っておきたい。

菊花賞1、2着馬はともに、有馬記念は(0、0、0、10)でGⅡ日経賞でも3着以内がないダンスインザダーク産駒であり中山二千五百では厳しいと思われる。加えてスリーロールスは調教が軽く調子落ちのようだし、フォゲッタブルはステイヤーズSを使い余力が残っていないように見える。

押し出された1番人気のような気がするブエナビスタは秋の3戦で春の勢いを完全に失ってしまったようだ。母系からくる早熟さが徐々に出てきているような気もするし、ノリに屋根が替わって、前に出していくか早めに捲るかのどちらかだと思うが、いづれにしても中山の急坂で末が鈍りそうだ。

中山の鬼であるマツリダゴッホは昨年12着と惨敗しているので、6歳での巻返しは過去の有馬記念の歴史からダメ出しを食らっているようなものだ。既に終っている馬と見ていいのでは…。

他で気になるのはマイネルキッツだ。現時点では少なくともマツリダゴッホ以上であるので、コーセイが上手くインを突いて早めに抜け出す積極的な競馬をした場合連に絡む可能性があると見たい

  まとめると

5880919.gif ◎ ネヴァブション
 ○ セイウンワンダー
 ▲ アンライバルド
 △ ミヤビランベリ、イコピコ、マイネルキッツ
 ☆ ドリームジャーニー

  

  馬券は◎○を軸にした馬連と3連単にする。

 


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