きさらぎ賞 回顧

ネオユニヴァース産駒が勝ち父子制覇となったが、上位３頭は父系がサンデーサイレンス系で母系はGrey Sovereign－Zeddaan－Kalamoun 系と血統バイアスのある結果となった。

              　　　　　　　天候；　　 馬場；良
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　　　　 ネオヴァンドーム　　　1:48.6　　前半3F 35.3 - 4F 47.6
　　◎　レーヴドリアン　　　　   クビ　　　上り4F 48.2 - 3F 35.8
　　△　ステージプレゼンス　　１ 1/4
　　　　 インペリアルマーチ　　１ 1/4
　　○　ダイワバーバリアン　　アタマ
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馬券　　観るだけ...

メジャーテーストが逃げてインペリアルマーチ、シャインが続いた。中団馬群にダイワバーバリアン、ステージプレゼンス、ネオヴァンドーム、後方にはアドマイヤロイヤル、最後方からレーヴドリアンで縦長の並びとなった。

逃げるメジャーは４ハロン47.6と平均ペースだが、そこからラップが落ちると４角で馬群が塊り、直線は横に広がった。２００のハロン棒過ぎからまずインペリアルマーチが先頭に出るも、内からネオヴァンドームが１馬身ほど抜け出し、それを大外からレーヴドリアンが急襲してきたがクビ届かなかった。

勝ちタイムは例年並だが、１０レースの古馬準オープンと比べると相当見劣りする。前半こそ速かったが中盤が極端に緩んだため全体としては平均ペースになった形だ。結局、残り６００から長く脚を使え持続するスピードの争いとなったレースであった。

　　　　　　　　　　タイム　　　　前半　　中盤　　後半
きさらぎ賞　　１分４８秒６　　35.3　　37.5　　35.8
飛鳥Ｓ　　　　１分４７秒３　　35.5　　35.8　　36.0

中間に熱発したネオヴァンドームだったが、レースでは中団のインに位置し、ロスなく内々を回り、直線で外にスペースがなく、内に切れ込んで抜出してきた。馬群を抜出す時の瞬発力は目に付いたが、鞍上の巧みな騎乗によるところが大きかったように思う。外によれてインペリアルマーチの前をカットしたが、すぐに左ムチで修正することで過怠金で何とか済んだのは幸いだったが…。母系もトニービン、ノーザンテーストと確りしており、重馬場も苦にしないようだが、時計が速くなると苦戦するかも？　

勝っておかなければならないレースを取りこぼしたレーヴドリアンは上り34.1の脚を使ったが、位置取りが後ろ過ぎたし、ずっと外を回り直線も１頭だけ大外と、何とも極端な競馬。これで勝ったら超大物誕生と新聞に活字が躍るところだったが、多頭数になるクラシックでロスの多いレース運びには不安の方が大きくなった。賞金を加算できたので今後のローテーションは楽になったが、アンカツをクビにしたオーナーと調教師のコンビなので次のレース次第ではヤネの交替があるかも…。

３着のステージプレゼンスは善戦だったが、上位２頭からは１馬身半ほど離されているので現時点では力不足で、今後の成長次第だろう。

インペリアルマーチも良血らしい所を見せたが、５５０Ｋ台の巨漢で馬体を持て余しているようだった。母キョウエイマーチ同様にマイル路線にターゲットを絞った方がよさそうな気がする。

 

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