新潟大賞典 回顧 [競馬]
3歳クラシックの最後の切符を賭けたプリンシパルSで超良血馬ルーラーシップが圧勝した。同じ日に裏開催の新潟で初重賞を獲得したのは2年前のプリンシパルSの勝馬ゴールデンダリアであった。
天候; 馬場;良
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△ ゴールデンダリア 1:57.7 前半3F 34.5 - 4F 45.8
◎ セイクリッドバレー 1 上り4F 47.1 - 3F 35.0
ニホンピロレガーロ 3/4
マイネルスターリー アタマ
デストラメンテ 1/2
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馬券 馬連:的中 3連単:沈没
最軽量エーシンコンファーが押してハナに立ち、アグネススターチやタマモサポートが追い、出の良かったサニーサンデーがやや控え気味に続いた。3角では前の4頭が後続を引離し、3ハロン34.5と速い流れだったが、中盤は4頭が競ったのと速い上りの脚のないサニーサンデーが外からマクリ気味に上がっていったのでそれほど緩まなかった。
直線残り600から粘るアグネススターチをサニーサンデーが交しにかかるが、その外からゴールデンダリア、大外からセイクリッドバレー、それに一瞬前が壁になったニホンピロレガーロが少し遅れて追い込んできた。
結局前半の平均的な流れを後方に待機した馬が、上り3ハロン33秒台後半の末脚で上位を独占した。ハンデ戦にしてはトップハンデの4頭が4着までに来ているので、力通りの結果となったと言う事か? 過去のレースと比較すると水準レベルだが、昨年のシンゲンに比べると相当見劣りする内容のように思う。
タイム 前半=後半
2010年 ゴールデンダリア 1分57秒7 良 58.2=59.5
2009年 シンゲン 1分56秒9 良 58.2=58.7
2008年 オースミグラスワン 1分58秒5 良 60.7=57.8
2007年 ブライトトゥモロー 1分57秒7 良 59.2=58.5
GⅡ大阪杯2着の力の違いを見せ付けて勝ったゴールデンダリアは、後から自分のペースで追いかけ、直線は外に持ち出して、残り200辺りで一気に抜出して追ってくるセイクリッドバレーを尻目に余裕の走りだった。センセイのコメントは抜出してから“フワフワ”していたと言う事だから、最後真面目に走っていないのかも…。フジキセキ産駒はこれで新潟外回りの重賞は6勝目となった。新潟2歳Sをワナ、エフティマイア、シンメイフジ、関屋記念をオオスミコスモ、新潟記念をユメノシルシと今日のゴールデンダリアである。この次は東京最終週のエプソムCあたりを狙ってくると思うが、大事に使っていけばもう一つ重賞を取れるかも…。
セイクリッドバレーは後方3番手からでゴールデンダリアを前に見る位置で折り合いに専念。直線外に出してゴールデンダリアを追うが並ぶ間も無く逆に残り200で突き放された。まあ、完敗だわな…。新潟コースは向いているようなので夏の関屋記念に出てくるようなら面白いかも…。この馬はマイルのほうが走ると思うのだが…。
ニホンピロレガーロも後方からの競馬で、直線も勝馬の後からいい脚を使ってはいるが、それ以上に上位馬も鋭い脚を使っているので差が詰まらずの3着。昨年の2着と併せて直線の長い新潟コースでは堅実に走る。
後方2番手と相変わらず出脚の悪いトリビュートソングは速い流れが合わないのかコースを回ってきただけだった。ウィリアムズ騎手は硬い馬場を気にしていたと言ってるみたいだが、レース中か前かはわからないが外傷性の打撲(左前脚)があったような話もあるみたいだ。
サニーサンデーは速い上がりになる直線の長いコースは本質的に向いていないようだ。コーナーの多い小回りコース向きなので福島の七夕賞狙いになるのでは?
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