日本ダービー　予想：K cube　Lab：SSブログ

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日本ダービー　予想　[競馬] [編集]

サンライズプリンスに続いてついにダノンシャンティも生涯一度のダービーを前にしてリタイアを余儀なくされた。ＮＨＫマイルの時計「１分３１秒４」から、レース回顧で“何もないことを祈りたい”と書いたが、残念なことに悪い予感は的中してしまった。

３歳の若駒が古馬のオグリキャップやウオッカの記録を１秒近くも上回る時計で激走したとなれば、ただで済むはずがないと普通の競馬ファンなら思うはずである。異常に速い馬場を作ってきたＪＲＡの売上至上主義の犠牲になったとも言えるだろう。

玉砕的にサンディゴシチーが行くことも考えられるが、恐らくアリゼオがハナに立つだろう。コスモファントム、ハンソデバンド、ゲシュタルトなどが続き、競ることもなく淡々と流れるのでは？　ペースは当然スローで先頭から殿まで１０～１５馬身程度に納まるコンパクト馬群になり、レースが動くのは３角手前からだろう。となると残り1000の瞬発力勝負になる可能性が大と見る。先行して切れる脚が使える馬に有利な展開になりそうだ。推定タイムは少し馬場が渋るとみて稍重で２分２５秒５前後になるのでは？

皐月賞馬で目下５連勝中のヴィクトワールピサの取捨がポイントになる。府中コースの経験がなくとも半兄に府中が得意だったアサクサデンエン（父：シングスピール）、秋の天皇賞２着のスウィフトカレント（父：サンデーサイレンス）がいる血統なので問題ないだろう。二千四百の距離も歓迎とまではいかなくとも十分こなせると見ていいだろう。難点は小回りで直線の短いコースでの勝利しかないことである。抜け出す時のスピードがありすぐにセイフティリードを確保してゴールに流れ込む走りで、府中の長い直線では何かに差される可能性もなきにしも非ずと見ている。新馬戦の京都外回りでは現にローズキングダムに差されている。脚の使い所に難しさがあるものの、渋りがちな馬場が他の馬の切れ味を削ぐ可能性も出てきたのでダークホース以下には落とせないだろう。

本命は「2010年　クラシック三冠馬予想」で主力に取り上げているアリゼオにしたい。皐月賞は大外枠で持味の先行力をフルに発揮できなかったが今度は絶好枠だ。大方の予想では逃げると見らているがそれにこだわる必要もない馬で、日曜日は雨予報になり時計のかかる馬場になりそうで条件も良くなってきた。ＢＭＳがフジキセキなのでマイル半は少し長いかもしれないが、スローで後半千の上がり勝負になる展開では十分こなせると見たい。ウィリアムズ騎手には直線坂下で早めにスパートして抜け出す競馬で後続の末脚を封じてもらいたいものだ。

中間ザセキと主戦小牧騎手が乗れないなど不運続きのローズキングダムを敢て対抗にしたい。２戦目で東京スポーツ杯を勝っているように府中向きの脚質だと見ている。バラ一族は小柄に出る傾向があり非力なタイプが多く、中山の急坂を２度登る二千は向いていないのに、それでも僅差の４着は実力の証明だと考えたい。渋り気味の馬場が予想されるが、中山に比べれば芝の状態も良く坂を登ってから三百以上フラットな直線なので、少々非力でも瞬発力が削がれるようなことはないと見たい。

ダービー一本に絞ったペルーサは四戦無敗の実績、ゼンノロブロイ産駒のオークスでの活躍、藤沢ブランド、ヤネが絶好調のノリと人気になるのは当然だろうが、人気先行タイプの可能性もあるのでは？　若葉Ｓはアンカツが上手にヒルノダムールの末脚を封じたのが勝因で、圧勝した青葉賞はメンバーのレベルが低く額面通りには評価できない。馬券から外すことはできないが、連下の評価でいいような気がする。

エイシンフラッシュは母系がドイツ血統で“重い”ので府中のパンパンの良馬場なら用はないと見ていたが、どうも空模様が怪しく一雨降るようなら連下に押さえておきたい馬である。馬自体も休み明けの皐月賞をひと叩きして順調に良化しているようで、ウチパクが痛んでいない最内をロスなく回ってくると思うので切れる脚がなくとも意外と粘る可能性があるかも？

皐月賞２着のヒルノダムールは２勝馬で重賞勝ちがない。このタイプは過去１０年連対なしであるが、更に遡ればフサイチコンコルドやウィナーズサークルがダービー馬になりライスシャワーが２着しているので完全に馬券対象から切ることはできない。想定されるスローペースのマイル半では、幾ら直線が長いといっても前も止まらないので差し切るのは至難の業だと思う。良くて連下、順当なら３着候補でいいのでは…。

他では先行力のあるマンハッタンカフェ産駒２頭ハンソデバンドとゲシュタルトを３着候補に取っておきたい。

　　まとめると