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安田記念 回顧 [競馬]

毎年のことだがこのレースが終ると気が抜けたようになり、新聞の競馬欄にも目が行かなくなる。まだ宝塚記念が残っているのに…。それにしても今年の安田記念は現場での熱気が感じられなかった。JRAの発表は入場者が前年比76%の約六万三千人のようで、やはりウオッカのようなスターホースが不在だとこうなってしまうのかも…。[soon]

         keiba_GⅠ_01.jpg           天候;[晴れ]   馬場;良
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[1]    ショウワモダン    1:31.7  前半3F 33.6 - 4F 44.9
[2]    スーパーホーネット  1/2    上り4F 46.8 - 3F 35.4
[3] △ スマイルジャック    アタマ
[4]    トライアンフマーチ   1/2
[5] 〇 サイトウィナー      アタマ
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馬券 現場で破り捨ててきました…[むかっ(怒り)]

大外枠のエーシンフォワードが果敢にハナを主張したことにより、予想外のハイペースになった。3ハロンが33.8、1000が56.3で中盤も緩まず1400mでも1分19秒3と京王杯スプリングCのレコードを0.5上回る時計となった。下馬評でハナを切ると見られていたマイネルファルケは2番手追走したが一度も先頭に立てず最後はバテバテで殿負けする有様であった。

従来の安田記念レコードであるアグネスディジタルの1分32秒1を0.4上回るレースレコードだったが、土曜日の1600万下湘南Sが1分31秒7と同タイムなので時計的な価値はないし、ハイペースの前崩れで後方待機馬が漁夫の利を得たようなレースでレベルもそれほど高いとは思えない。秋のマイル戦線ではゴソッとメンバーが入れ替わっている可能性が高いと見たい。

                         タイム    前半=中盤=後半
2010年 ショウワモダン  良 1分31秒7 33.8=22.7=35.4
2009年 ウオッカ       良 1分33秒5 33.4=24.0=36.1
2008年 ウオッカ       良 1分32秒7 34.6=23.3=34.8
2007年 ダイワメジャー   良 1分32秒3 34.1=23.4=34.8
2006年 ブリッシュラック  良 1分32秒6 34.8=23.3=34.5

勝ったショウワモダンは中団の後目に位置し、4角手前から動き坂を登り切ってから追い出されて横一線の追い比べを制した。渋馬場専用と見られていた馬だが、前走のメイSで高速決着にメドをつけた辺りで馬が変わったようだ。杉浦調教師でさえ馬場が渋れば好勝負と言っていたくらいだから、良馬場でここまでやれるとは思っていなかっただろう。この辺りが競馬の難しさであり面白さでもあるのだが、改めて振り返ればテスコボーイ系の父エアジハードは安田記念とマイルCS馬でBMSがトニービンなので府中マイルはドンピシャの血統であり、本来ならスピードタイプに出ても可笑しくないはずである。遺伝的素質が何かの拍子で顕在化したのだろうが、その何かは不明である。ただ、最後のひとハロンが12.4とGⅠにしてはかかり過ぎたので、本来瞬発力不足のこの馬でも対応できたという展開に恵まれた面もあるような気がする。京都のマイルではこうは行かないだろうが、馬が進化しているようなのでどこまで対応できるようになるか見物である。秋はマイルCSから香港マイルに挑戦し、アウェイで香港馬をやっつけて貰いたいものだ。

KC380136.JPG

2着のスーパーホーネットは後方からの競馬で直線は大外に持ち出して伸びてきて底力のある所を見せた。過去3度安田記念に挑戦して⑪⑧⑦と人気を裏切ってきたが、4度目の挑戦で4度目のGⅠ2着である。休み明け2度叩いて状態が上がっていたこともあるが、思い切った後方待機策が上手く嵌ったとも思えるので必ずしも往年の力が戻ったとも言えないのでは? 府中より淀の方がいいタイプなので秋のマイルCSでは人気になるだろうが、正直ピークは過ぎているように感じるので狙いを下げたいと思っている。

スマイルジャックはやや出負けし中団のインまで盛返したが3角から4角にかけて何故か位置取りが後になり、直線は内を突いて伸びてきたが最後は脚色が鈍り何とか3着。道中の不利がなく嵌ればこれくらいは走る馬だが、GⅠマイルを勝ち切るほどの迫力には欠けるようだ。伸び悩んでいるヤネも替えた方がいいかも?

最も強い競馬をしたのが4着のトライアンフマーチだろう。この速い流れを外枠から先行して4角では3番手まで上がって行き、直線も最後まで渋太く粘っていた。府中マイルで特に冴えた手綱捌きを見せるウチパクの腕もあったろうが、他の4歳勢が馬群に沈む中でキッチリと掲示板を確保したのは立派だと思うし、先々の見通しも立ったのでは…。

香港勢はサイトウィナーの5着が最高だったが、ここまでの高速決着となると厳しいようだ。本命に推したビューティフラッシュは5、6番手の位置で競馬したが、直線で追い出されての伸び脚は案外だった。それでも自身の持ちタイムを1秒以上詰めているだから、走らなかったわけではなく高速馬場が向かなかったと見ていいのでは…。

 


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