函館記念 回顧 [競馬]
函館記念のレコードはサッカーボーイの1分57秒8だがこれは野芝でのタイム。洋芝になってからの最高タイムはアロハドリームの1分59秒3でマイネルスターリーはこれを0.8上回る実質的なレコードと言えよう。
天候; 馬場;良
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△ マイネルスターリー 1:58.5 前半3F 34.5 - 4F 46.0
◎ ジャミール 3 1/2 上り4F 48.6 - 3F 36.0
ドリームサンデー クビ
▲ エアジパング 3/4
フィールドベアー アタマ
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馬券 馬連 的中!
テイエムプリキュアが予想通り大逃げを打ち2角過ぎでは後続を5馬身以上引離して逃げたが、3角過ぎからガクンとスピードが落ち、あっという間に後続に飲み込まれる展開になった。前半の千が57.8では如何に時計の出ている今年の函館の洋芝とは云え無謀なペースで結局大差の殿負け。
重賞初制覇となったマイネルスターリーは5、6番手を追走し、4角では先頭を行くドリームサンデーの2番手に押上げ、直線入口で先頭に躍り出て後は一人旅であった。強さを感じさせるレース内容だったが、ホワイト騎手の積極的な騎乗が上手く嵌りこの馬の洋芝適性も味方したように思う。時計が出る今年の函館の芝は同じ洋芝でも例年函館より時計の速くなる札幌に近い状態なので札幌で5勝しているこの馬にはピッタリだったようだ。次は最も得意とする札幌でのGⅡになるだろうが、今日の勝利で人気になるので馬券的な旨味はないように思われる。父のスターオブコジーンはCaro系でFortinoからGrey Sovereignと遡る日本でも馴染みのある血統である。自身は1993年のJCでレガシーワールドの5着とマズマズの成績を残して日本の馬場への適性を示していたが、その割には産駒の活躍がイマイチである。
ジャミールは中団のインからの競馬で、直線も内を突いて伸びてきたがゴール直前でドリームサンデーを捉えるのがやっとであった。3ヶ月ぶりで+10Kは少し重かったのでは? 取合えず賞金は加算でき2700万になったが、この額では出たいレースには中々出られそうにもない。ひと叩きしたした次は期待できるものの、善戦はするが勝てないステイゴールドらしさも受継いでいるような気がしないでも…。
最も厳しい競馬をしたのはドリームサンデーで3着に粘ったのは立派と言えよう。テイエムプリキュアの玉砕的逃げを2番手から追走し、テイエムが早めにバテたので先頭に立ったところ後続にドッと押寄せられ、しかも早めにマイネルスターリーに交されるキツイ流れでも直線渋太く粘っていた。この馬も思った以上に洋芝適性がありそうだが、さすがに札幌記念では力的に厳しいのでは?
期待したナムラマースはスタートから殿を走って何と4.7秒遅れのブービー。弱いところのある馬だが、これほど差をつけられると馬体に異常を来たしていないことを祈るだけだ。
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