関屋記念 回顧

函館開催は関東馬の活躍が目立つな～と思っていたら、今日の新聞で勝利数が９６勝で東西並んだと出ていた。実に１９９７年以来１３年ぶりに関東馬が負け越さなかったようだ。春のＧⅠ戦線でも関西のＧⅠは全て関東馬が制しているので、長く続いた関西馬優位は終ったのかも？

               　　　　　　　天候；　　 馬場；良
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　　　 レッツゴーキリシマ　　1:32.9　　前半3F 36.2 - 4F 48.2
　◎　セイクリッドバレー　　１／２　　   上り4F 44.7 - 3F 33.2
　　　 リザーブカード　　　　 ３／４
　　　 テイエムアタック　　　アタマ
　　　 タマモナイスプレイ　　ハナ
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馬券　惨敗！　美味い新潟の酒も不味く感じるわ...

雷鳴が轟く中、予想通りレッツゴーキリシマがハナに立って主導権を握ったが、３～４ハロン目で１２秒台に落として２番手に２馬身ほど差をつけて1000が59.7であったから、見た目以上に楽をしていたようで最後まで脚色が衰えなかった。

2008年のマルカシェンクが勝った時の流れに似ていて、この時も逃げたタマモサポートが３着に粘っていた。この時２着だったリザーブカードが今回も３着に追い込んできたのは流れがこの馬に合っていたと言う事だろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 前半＝後半
2010　レッツゴーキリシマ　1分32秒9　良　48.2＝44.7
2009　スマイルジャック　　 1分32秒7　稍　46.9＝45.8
2008　マルカシェンク　　　 1分32秒8　良　48.3＝44.5
2007　カンパニー　　　　　 1分31秒8　良　45.6＝46.2
2006　カンファーベスト　　 1分32秒5　良　47.3＝45.2

重賞初制覇となったレッツゴーキリシマは２歳時にＧⅠ朝日杯ＦＳでゴスホークケンの２着とマイル適性がありと先行して渋太い競馬が身上の馬であったが、その後低迷が続き栗東から美浦に転厩し脚部不安もあり８ヶ月の休養明けであった。加えて実績のない左回りでは単騎逃げで展開に恵まれることがわかっていても、長い直線コースでは最後垂れるだろうと見ていたのだが…。　道中のラップを見ると勝って下さいと言わんばかりの流れに恵まれての勝利で、手薄なマイル戦線であってもそれほど期待できないと思う。次は中山の京成杯ＡＨだと思うが、ハンデも背負わされ人気にもなるのでマークもキツクなり潰されるような気がする。

セイクリッドバレーはこの超スローペースを後からの競馬で、直線も大外に持ち出してとても届きそうもない位置から良くぞ勝馬の半馬身差まで詰めてきたものだ。マサミもコメントしていたが、この馬はマイルの差し馬だ。最も合っていると思われる新潟マイルで勝てないようでは府中や中山では厳しい競馬になるような気がする。毎日王冠に出てくると思うが迷わず切りでいいと思う。

３着のリザーブカードは平坦コースのスローの上り勝負に強く、今日も流れが嵌ったと言う事だろう。ウチパクが上手くこの馬の脚を溜めて最後一瞬の脚を効果的に使って横一線の３着争いを制した。既に７歳と昇り目もあまり期待できないので、中央のマイル重賞では良くて入着級と見ていいのでは…。

スピリタスは0.2差の６着だが３着のリザーブカードとは同タイムであるから、今日のとこは初めての重賞挑戦で流れも合わなかった点を考慮すると良く走っていると言えるかも？　準オープンを中々勝てないでいた馬なので重賞では人気するほど信頼性はないと見ていいのでは…。府中ならまた人気になるだろうが、良くて掲示板の下のほうだろう。

それにしても外枠の馬ばかりが上位に来る新潟マイルはコースの外側の芝を短く刈り込んでいると思いたくなる。これだけコースバイアスがあると芝の張替えなどのコース改良が必要かも？

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