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阪神JF 回顧 [競馬]

上位3頭は全て芦毛馬で1~3着独占はG1史上初めてのようだ。そしてユーイチは芦毛ローブデコルテのオークス以来のG1勝利で、実に3年以上G1勝ちがなかったとは…。[soon]

                                         天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] 〇 レーヴディソール   1:35.7  前半3F 35.7 - 4F 48.5
[2]   ホエールキャプチャ   1/2    上り4F 47.2 - 3F 34.5
[3]   ライステラス        1
[4] ◎ アヴェンチュラ     3/4
[5]   ツルマルワンピース  クビ
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馬券 慣例により見送り。[ひらめき]

keiba_GⅠ_01.jpgバラバラッとしたスタートからまずハナに立ったのはフォーエバーマークだったが、外からピュアオパールがこれを交わして先頭に躍り出た。ペースは遅く一団の馬群となって通過した残り600標識は61.2とG1では信じられないような超スロー。

結局、直線の瞬発力勝負になり、馬場の中央からライステラスが残り200で先頭に出たが、外から一気に伸びてきたレーヴディソールが内から渋太い脚で伸びたホエールキャプチャを半馬身退けた。

タイムは過去のこのレースと比べると平凡で、先週の千両賞や同日7Rの古馬1000万下と比較してもかなり劣り価値はない。前半、中盤とも遅かった割には後半も速くなく低レベルの2歳G1だろう。超ハイペースにならない限り桜花賞は今日の力関係を基準にしていいと思うが、例年のようにオークスに直結するレースとは言えないかも?

                                前半=中盤=後半 1000m
2010 レーヴディソール  良 1分35秒7 35.7=25.4=34.5 61.2
2009 アパパネ       良 1分34秒9 35.1=24.5=35.3 59.6
2008 ブエナビスタ     良 1分35秒2 35.2=24.4=35.6 59.6
2007 トールポピー     良 1分33秒8 34.4=23.7=35.7 58.1
2006 ウオッカ        良 1分33秒1 34.4=23.9=34.8 58.3

12月05日 千両賞     良 1分34秒1 35.3=24.2=34.6 59.5
12月12日 古馬1000万  良 1分34秒9 36.7=23.8=34.4 60.5

3連勝でG1馬となったレーヴディソールはスタートで出遅れ中団のやや後からの追走だったが、スローで馬群が固まっていたので残り600では先頭との差は3~4馬身程度。4角も外目を回り直線仕掛けられるとグイッと伸びてきて、目一杯追っているわけでもないのにキッチリと前を行く馬を差し切った。レースレベルは低いが、この馬だけは別格の強さで完成度の高さは群を抜いていると言っていいだろう。半兄のアプレザンレーヴ、レーヴドリアンと比較すると末脚の切れはほぼ同じくらいだが、何より勝負所でモタモタすることがなく反応の良さが優れているように見える。父系、母系とも早熟血統で、体質的な弱さを併せ持つ血統なので、無事に来年の春を迎えてもらいたいものだ。余力を残した2歳の3戦であったが、チュリップ賞→桜花賞でもし厳しい競馬をした時に後遺症がなくオークスに望めれば2冠の可能性は高いと思う。

道中馬群の内の5番手からの競馬になったホエールキャプチャは、直線も内の狭い所を上手く捌いて伸びてきて先頭に立っていたライステラスは交わしたが、最後はレーヴディソールの決め手に屈した。馬群中でもひるまず勝負根性に優れた馬のようだが、父がクロフネなので距離の壁があるかも? 今日のところは内ピッタリ回り距離ロスのない競馬で、スローの瞬発力勝負になりマイルも乗り切れたが、前半脚を使わされるような局面では最後垂れるかも?

ライステラスは大外枠から好位につけ徐々に上がって行き、4角では4、5番手まで押上げてきた。直線半ばで先頭に躍り出たが、最後は末が甘くなり伸び負けしたようだ。父もBMSもミスプロ系なので距離延長が堪えたのかも? “風の歌”の子供が“棚田”でどこかのんびりした田舎の風情を感じさせる馬名なので、名前を残す為にも出世してもらいたい馬だ。

本命に推したアヴェンチュラは出遅れて後方3頭目の位置取り。最内から外に進路を取るロスの多い道中ながら4角では勝馬の直後まで進出していた。直線の追い比べで勝馬には歯が立たなかったが、この馬も確りした末脚を見せた。中間順調さを欠き予定したレースを使えず、しかも-12Kとどう見ても本調子には程遠い状態だったことを考えると、素質の高さは勝馬に次ぐレベルにあると思う。

予想では不安視していたダンスファンタジアは出遅れたうえ、スローな流れに引っ掛かって直線失速の0.8差の9着。母ダンスインザムードの悪い面は確りと遺伝しているのかも? 府中マイルのスローペースではキッチリ折合いがついていたのだから、今日は出遅れて無理に押さえた事で馬が怒ってしまったのだろう。上手く立て直してもらいたいが能力は高いものの母ほどのスケールはどうかと思うので、千二~千四のスプリンターとして育てた方がいいような気もする。


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